ニルス・ラングレンのメイン・バンド、"Funk Unit"待望の新作!!トロンボーン奏者としてはもちろん、アレンジャーとして、またシンガーとして多彩な顔をもつニルス・ラングレン。その才能は、スウェーデン国内はもちろんのこと、世界が認めるものと言っていいでしょう。また、ニルス・ラングレンの作品の歴史は、ACTの歴史といって過言無し。今年2017年、ACTは25年のアニバーサリー・イヤーを迎えていますが、このFunk Unitが立ちあがったのは1994年のこと。もっとも、最初は、決まったバンド名もなく活動していたとのことですが、レーベルの社長であるシギ・ロッホは初めて聴いた時から気に入り、すぐさま"FunkUnit"と命名したのだとか。そうした意味でもレーベルと共に歩んできたバンドといえましょう。それから、20数年!本作もこれぞ、Funk Unit!!というご機嫌なサウンドを聴かせてくれています。グルーヴ感あふれるビートに、キレのいいホーン・アレンジメント、エッジの利いたギター、曲によってファンキー&メローなヴォーカルをフィーチャー!そのサウンドは、不動の安定感がある一方、リスナーやオーディエンスの体を自然に揺らせ、音楽の世界に巻き込む、スポンテニアスな衝動を駆り立てるもの。今までの来日公演でも、シャイな日本のオーディエンスを立ち上がらせ、躍らせてしまうことも多々で、それが何より音楽の力を象徴するものですが、本作もその魅力は健在です。☆今回は、核となるユニット・メンバーにあのデトロイト・ファンクのレジェンズ、レイ・パーカーJr.、ランディ・ブレッカー、ティム・ヘイガンズもゲストに参加!このメンバーでマーヴィン・ゲイの"Rocking' after Midnight"を演奏しているところが、なんと言っても、聴きものですが、他、ハンコックやアラン・トゥサンのナンバーでのレイドバックした気持ちよさあり、またニルス及び、メンバーのオリジナルもそれぞれ、聴きもの!!特に、M8-9辺りのサウンドは、その昔メイシオ・パーカー、フレッド・ウェズリーをもフィーチャーしたニルスらしいファンク・サウンド!この辺り、少しばかり下世話な言い方をすれば、スウェーデンのJB'sという形容もぴったしです。ちなみに、ニルスは一時ジョー・サンプルのバンドの一員としても活動し、クルセイダーズの面々らともツアーに廻っていましたが、そうしたメンバーと一緒になっても、華のある演奏でオーディエンスの目を引く存在。
発売・販売元 提供資料(2017/07/03)