SSW ベンジャミン・ブッカーの新作『Witness』がリリース!2014年の前作『Benjamin Booker』のパンクの精神を継承しながら、味わい深いソウル、R&B、ブルースに対する情熱をより深く掘り下げている。全曲ブッカー自身による作詞・作曲によるもので、プロデュースはケヴィン・モービーを手掛けたサム・コーエン、ミックスにはアラバマ・シェイクスなどで知られるショーン・エヴェレットが担当。レコーディングは、ニューヨーク州ウッドストックのアイソコン・スタジオとニューヨーク・シティのレッド・デリシャス・スタジオで行われている。 前作『Benjamin Booker』は、アラバマ・シェイクス以来、レーベル(ATO)史上最も高いセールスを記録し、その結果、様々なフェスへの出演、ジャック・ホワイトのツアーへの帯同、ジュールズ・ホランドやレターマン、コナンといった人気番組への出演を果たし、英サンデー・タイムズ紙、英MOJO誌、米ニューヨーク・タイムズ紙、米ローリング・ストーン誌、NPR、GQ誌など、有力メディアで取り上げられている。英タイムズ紙は、「パンクとブルース・ロックとソウルの、雑然とした荒れ狂うような混合ぶり」を賞賛。また英Q誌は「生々しいブルース・ロックの奔放な猛襲」と評価。英インディペンデント紙は、『今週の推薦アルバム』に選出した上、「粗削りなブルースを土台にしたロックンロール・スピリットの静脈注射が全身を突き抜けていく」と描写。シンプルに「年間最優秀ロック・アルバム候補」と呼んだのは、米SPIN誌であった。そんな彼の待望のニュー・アルバムがいよいよリリース!!
発売・販売元 提供資料(2017/04/10)
パンクやグランジの攻撃的なアティテュードと、ソウルやゴスペルの包容力を併せ持つ黒人シンガー・ソングライターの2作目。焙煎したかのように独特の掠れたスモーキー・ヴォイスが、レーベルメイトのアラバマ・シェイクスを思わせるロッキン・チューンでやさぐれた野性味を増長。一方、たおやかなバラードにおいては思慮深い繊細さも感じさせる。その両極的な面白味こそが、この男の類い稀な魅力なのだ。
bounce (C)北爪啓之
タワーレコード(vol.404(2017年6月25日発行号)掲載)