日本で一番シティな街、神戸を中心に活動するトラックメイカー、プロデューサー。HIPHOP、テクノからシティポップにまで精通する音楽オタクな音楽性を持ちつつ、ポップに聴かせるメロディメイカー、サウンドクリエイターとしても超一流。最近では海外からの評価も急激に高まっている竹内まりや「PLASTIC LOVE」をカバーするなど現代のシティポップクリエイターとして最重要人物!
(C)新宿店:TANAKAMAN
タワーレコード(2019/06/06)
2013年に森高千里をゲストボーカルに向かえた「Don't Stop The Music」でメジャー・デビュー以降、藤井隆、BONNIE PINK、PESらをゲストボーカルに招いた『First Album』、Dream Ami、KREVA、岸田繁(くるり)らを招いたセカンド・アルバム『POSITIVE』をリリースし、メジャーデビュー以降、着実に実績とリリースを重ねてきたトーフビーツが、約1年半となるメジャーサード・アルバムをリリース。先行で配信リリースされた「SHOPPINGMALL」、「BABY」など本人が歌唱する楽曲を中心に、現在も居住する神戸市が行うキャンペーン"U30 CITY KOBE"のテーマソング「THIS CITY」を収録。又、ゲストボーカルにヒップホップ・クルーKANDYTOWNに所属しグループの中核を担うYOUNG JUJUが参加した「LONELY NITGHTS」、女性シンガーソングライターとして様々なフィールドで活躍するSugar meをボーカルに起用した「YUUKI」等、収録。 (C)RS
JMD(2017/04/04)
飄々とした登場時のイメージで漠然と捉えている向きからすれば老熟したように映るのかもしれない。とはいえ、逆にそれこそ若さの証明だと思えば何かが剥け落ちてリフレッシュされたようにも思える、メジャーでのサード・アルバム。センスと勘のいい若き才能ならではの、視野の広さゆえの苦悩のようなものは良くも悪くも前作『POSITIVE』(2015年)の〈元気さ〉を生み出す原動力だったと思うが、ここでの彼はさらに自己表現に深く向き合い、切実さをシンプルに剥き出しにしている。YouTubeで公開したデモの段階でもう素晴らしかった先行曲"SHOPPINGMALL"はトラップ&スクリューの形式で閉塞を表現する名曲でもあったが、アルバムでも耳を惹くのはやはり主役自身による歌唱/ラップだ。YOUNG JUJUやSugar meら客演陣の最小限のパフォーマンスもいい。〈やりたいこと〉以上に〈やっていきたいこと〉をハッキリ提示したような、衒いのなさが力強く伝わる力作で間違いなくターニングポイントとなる一枚だろう。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.403(2017年5月25日発行号)掲載)
WHAT YOU GOT 』は通勤時に毎回聴いている。他のアルバムに比べたらハデさはないが脳に残る曲が多く刺激力が強い。