ニューヨークが生んだ史上最狂のディスコ・パンク・バンド、チック・チック・チックが、約2年振りのニュー・アルバムを完成!
「恐れを振り払え!」というメッセージが込められたタイトル『Shake The Shudder』は彼らの座右の名であり、そのキャリアを通して示してきた言葉である。バンドのホームタウンであるブルックリンでレコーディングされた今作には、個性豊かな女性ヴォーカリストが多数参加。さらに最近のお気に入りだというムーディーマンやケイトラナダ、ニコラス・ジャーなどからの影響を反映した様々なエレクトロニック・ミュージックの要素に加え、自由な精神を象徴としてハウス・ミュージックを取り入れ、「ビートに乗ってりゃ何でもあり!」というオープンな姿勢から生まれた過去最高にソウルフルかつダンサブルなサウンドに仕上がっている。一貫して変わることのないパンクなアティチュードと、アルバム毎に進化を続け、シーンの変化とも巧みにリンクしてきたチック・チック・チックの新作は、キャリアの全てを反映させた集大成でありながら、歌詞とサウンドの両方にさらにエッジを効かせ、混迷を極める世界の中に対するチックらしいポジティブかつ痛快なダンス・アルバム!
国内盤にはボーナス・トラック「Anybody's Guess」を追加収録。歌詞対訳・解説書付き。
発売・販売元 提供資料(2017/04/04)
ダンス・マニアやL.I.E.S.作品に敬意を表した前作は、良くも悪くもモノマネ感が否めませんでしたが、本作ではそうしたハウス・モードに持ち前のパンク魂を溶かし、しっかり!!!の音に仕上げています。〈恐れるな〉との表題通り気迫がギンギン!ゲストの女性シンガー勢がソウルフルな味わいを足しつつ、アグレッシヴに跳ねる生のビートでライヴ・バンドとしての真髄をアピール。
bounce (C)小泉いな子
タワーレコード(vol.403(2017年5月25日発行号)掲載)