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フォーマット CDアルバム
発売日 2017年04月20日
国内/輸入 輸入
レーベルNaxos
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 8573724
SKU 4945604737241

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:00:00

『細川俊夫(1955-):大鴉(おおがらす)』

【曲目】
1.エドガー・アラン・ポー「大鴉」朗読
2.大鴉 - メゾ・ソプラノと12人の奏者のためのモノドラマ

【演奏】
シャルロッテ・ヘレカント(メゾ・ソプラノ・朗読)
ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン(アンサンブル)…2
川瀬賢太郎(指揮)…2

【録音】
2014年10月29日・31日
アステール・プラザ(広島)

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      The Raven (Edgar Allen Poe)
    2. 2.
      The Raven, monodrama for mezzo-soprano & 12 players

作品の情報

商品の紹介

エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「THE RAVEN - 大鴉」は1845年に「イヴニング・ミラー」紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品。日本が誇る作曲家、細川俊夫も「大鴉」に魅入られた一人であり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である「能」の世界観を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を進行していくメゾ・ソプラノのシャルロッテ・ヘレカントによる表現豊かな歌唱と語り、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル"ユナイテッド・インストゥルメンツ・オブ・ルシリン"の精緻なアンサンブル。恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた、緊迫の音楽劇です。2014年録音。 (C)RS
JMD(2017/04/07)

エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「THE RAVEN - 大鴉」は1845年に「イヴニング・ミラー」紙に掲載され、瞬く間に人気を博した作品です。恋人を失って嘆き悲しむ主人公の元に、人間の言葉を操る「大鴉」がやってきては彼の心をかき乱し、その謎めいた言葉はやがて主人公を狂気の淵へと追いやるというものですが、全編を貫く高貴な様式と、文学性、そしてあらゆるところに散見される古典への比喩など、多くの点で人々の心を捉えて話さない魅惑的な物語詩なのです。日本が誇る作曲家、細川俊夫も「大鴉」に魅入られた一人であり、彼はこの不可思議な物語から、日本古来の伝統芸能である「能」の世界観を見出し、これらを融合することで新たな宇宙を創り上げています。物語を進行していくメゾ・ソプラノのシャルロッテ・ヘレカントによる表現豊かな歌唱と語り、それを彩るルクセンブルクの名アンサンブル「ルシリン」の精緻なアンサンブル。恐怖の中に点滅する甘美な余韻までが見事に捉えられた、緊迫の音楽劇です。

エドガー・アラン・ポーは、詩"大鴉"で、、奇妙なフレーズ「ネバーモア」(もう沢山だ)を繰り返す、未知の世に住む大鴉の侵略を描写することで、合理的な近代社会の秩序が破壊されていくプロセスを表現しました。私はこの詩を能楽の物語りに例えて、メゾソプラノとアンサンブル・ルシリンを共演させることで、モノドラマを表現しました。(細川俊夫)
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2017/03/23)

「大鴉」といえば、エドガー・アラン・ポー晩年の傑作として、日本はもとより、世界中に影響を与えた(かの芥川龍之介も影響を受けている)物語詩。鴉が語る「Nevermore(二度とない)」という言葉は、詩の中核を担う言葉として強烈な印象を残す。現在の日本を代表する細川俊夫もこの作品に魅せられ、その幻想的かつ破滅的な世界観を音として表した。その姿は現代の音色だけかと思えば、要所要所で和楽器が顔を出し、世界の輪郭を浮き彫りにしてゆく。詩の内面で目を向け、能につながる世界観を見出した氏だからこその楽器の使い方。そこに重なる「Nevermore」の言葉…凄いです。
intoxicate (C)大場健
タワーレコード(vol.119(2015年12月10日発行号)掲載)

メンバーズレビュー

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ポオの詩「鴉」に由来。作者言「近代人の理性的世界に守られた存在に、不気味な動物『鴉』が侵入して、その理性的秩序の世界が、崩壊する過程が描かれている。」。結果は、音により確かめられんことを。当方は古風に、詩論「構成の原理」を持ち来る。「・・・この詩は終わりから始まったと言っていい(すべての芸術作品はここから始まる)。」(篠田一士訳)。倒叙法による時の逆転を観る発想なら花田清輝「球面三角」(1941.12)「終末観」(1942.11)に露わな先例を持つ。もっとも詩の構成要素を細分化し「実際には」連続の着想成就というよりは不連続より連続を構成するという詩人の主張は、今日、デジタルからアナログをとでも言い換えることができよう。女声人声による朗誦および音の付加の企画に、当方は、タルコフスキーがユリア・ハマリらによるバッハの音を映像と並行させたことを想起。借問す。天使による命名にレノアとされた、発話者に相対する存在を、理性的世界の崩壊の価値の一因子とするか? 理性の光がアテナ女神の青白い胸像をみやり、詩人の理知と等分の理知が作者に働き、曲が生まれ、作曲行為が、決して崩壊せぬ理性的秩序の活動の証左と化す。本邦、1920-30年代のフランス詩移入に、自意識の過剰な働きが特筆された。一方でヴァレリイの理知表現も存在していた。落差修正には吉田健一らが尽力した。良い曲を聴いた。
2025/06/08 村夫子さん
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