現代屈指のコンポジション / ソング・ライティングで多くのアーティストを魅了するジェシー・ハリス、待望のアルバム!2016年は、ジャズベースの巨匠チャーリー・ヘイデンの血を引くペトラ・ヘイデンとタッグを組んだ作品『シームド・ライク・ア・グッド・アイディア』を発表するほか、あのプリンスも絶賛したというキャンディス・スプリングスにも楽曲を提供して、大きな話題も集めた。本作は、そんなジェシーのちょうど一年振りとなるリリース作品。基本路線は、いい意味で変わらない、ジェシー・ハリスのジェシー・ハリスらしいオーガニックな心地よさと都会の洗練がブレンドした至高のポップ・サウンド!フォーキーで、ノスタルジック、それでいて、凛としたたたずまいを感じさせる曲の数々は、自然体でいて、相反する感覚をこれ以上にない絶妙な塩梅で包み込み、いいようのない魅力でリスナーを不思議な場所に誘います。たとえれば、70 年代のヴァン・ダイク・パークス『ソング・サイクル』あたりにも通じる音楽世界。ポップな話題としては、キャンディス・スプリングスに提供した"Talk to Me"Neither Old Nor Young"をジェシー・ハリス自身が歌った2 曲。 アコースティック・ギターの響きに囁くようなヴォイスで歌うノスタルジックなM6 に対して、NYの街の空気が伝わるようなM9 は、まさに、ジェシーの魅力100%といったところでしょう。しかし、そうしたキャッチーさとともに、どの曲もアーティスティック!ブラジリアン・ミュージックに新しい世界を切り拓いたアート・リンゼイあたりの感覚にも通じるオープニング、3/4, 4/4の拍子を組み合わせたM2、映画『Hello, My Name is Doris(邦題;ドリスの恋愛妄想適齢期)』のための音楽(M4)、再びのペトラ・ヘイデンのコーラスをフィーチュアしたM5 などなど、聴き所は満載。また鬼才ジョン・ゾーンとの再びのコラボ曲(M8)の奇妙にカッコいいボサ・サウンドのオリジナリティにも注目です。今回は、マルーン5 のJason Ladar をプロデューサー、及びベーシストとして迎え、同グループのメンバーJesse Carmichae も、Star Rover の面々 (Will Graefe, Jeremy Gustin) とともに参加。正に、ジェシー・ハリスの魅力が満載の13 曲。ライヴでもよく演奏するというインストのラスト曲まで、一気に聴いてしまいます。そして、何回聴いても新しい発見と、心地よさを感じられる作品でもあります。
発売・販売元 提供資料(2017/03/29)