キム・ミンジン、韓国生まれ、英国で育ち。6歳でヴァイオリンを弾き始め、16歳でロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの財団で最年少の優秀賞を受賞者となりました。ハイフェッツ賞を受賞したのは27歳。指揮者ショルティは、「優れた自然の才能、成熟した音楽性、ヴァイオリンの習得」を称賛しました。2010年11月29日、ロンドン中心部で、190万ドル(約1億8000万円)の価値があるとされる1696年製のヴァイオリン名器ストラディバリウスが盗まれました。ロンドン中心部のユーストン駅のサンドウィッチショップで、食事を注文するために席を離れた一瞬の間に、ヴァイオリンケースごと盗まれたとのこと。盗まれたヴァイオリンは、イギリスを中心とし、ヨーロッパで活躍する韓国出身のヴァイオリニスト、キム・ミンジンのものでした。ケースの中にはヴァイオリンのほか、10万ドル相当の弓と、8000ドル相当の弓も入っていました。このヴァイオリンは、彼女が10代よりずっと使用していたものでした。その盗まれた彼女のショック大きく、芸術家から「一つの」真の楽器で鍛えた強烈な絆が切断されたことは、修復不可能なトラウマでありました。しかし2013年7月、このヴァイオリンが、奇跡的にイングランド中部の建物で発見され、ほとんど損傷を受けていませんでした。このアルバムは、その盗難に遭う以前に彼女がその楽器を使用して録音したものを収録したものです。その美しい響きを堪能いただけます。
ワーナーミュージック・ジャパン

発売・販売元 提供資料 （2017/02/14）