『テルマ&ルイーズ』(1991年 アメリカ作品 / 監督 リドリー・スコット / 音楽 ハンス・ジマー / 出演 スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット、クリストファー・マクドナルド)のスコア・サウンドトラック盤。
タワーレコード(2017/01/25)
思い出を作るつもりの女二人の旅行のはずが、殺人を犯しての逃避行となってしまった……アカデミー賞脚本賞を受賞したカーラー・クーリのオリジナルを名匠リドリー・スコットがスタイリッシュに映画化。音楽は監督の前作『ブラックレイン』に続き、ハンス・ジマーが担当。ジマーとしては、前年の、リドリーの弟トニー・スコット監督の『デイズ・オブ・サンダー』の路線ともいうべき、ロックテイストの強いエレキギターのワイルドな音色をいっぱいにフィーチャーした傾向の最も強い注目作となった。ジマー自身はこのスタイルのサウンドをその後さらに追及することはなかったが、のちのフィルムスコアに大きく影響を及ぼした仕事であろうと思われる。 (C)馬場敏裕
タワーレコード(2017/02/13)
ブルージーなエレキとジマーの幻想シンセが炸裂。
『テルマ&ルイーズ』(1991)
サウンドトラック・スコア盤
音楽 ハンス・ジマー
監督 リドリー・スコット
主演 スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス
平凡な主婦2人のドライブは、レイプ犯を射殺してしまったことから、逃走劇へと展開していく・・・ アカデミー賞オリジナル脚本受賞の女性ライターのカーリー・クーリの脚本をリドリー・スコットが映画化。スコットとしては『ブラック・レイン』の次作。音楽は、『ブラック・レイン』でも組んだ、ハリウッド仕事急増の若手、の頃のハンス・ジマー。ジマー初期の荒っぽいながらも幻想的なシンセ・スコアに、ジマーたってのラブコールでクライマックス・ブルース・バンドのギタリスト、ピート・ヘイコックがブルージーなギターを炸裂させ、鮮烈な印象を残す。まさしく、ヘイコックのためのジマーのサウンド。青い空に突き抜けるようなエレキギターの哀愁の音色。エンド・クレジットは泣けますね。しかも、ものすごく男の世界的哀愁が、ヒロイン2人のアクション・ドラマというところが、またイカす点でもあります。 (C)馬場敏裕
タワーレコード