英ブライトン出身のハープ奏者、マルチインストゥルメンタリストEmma Gatrillのアルバム。ほぼハープの弾き語りのみで製作されたファーストアルバムからBroken Social Scene、Laura Marlingらのツアーの経験を得て製作された本作では、アナログ・シンセやドラムマシーン、ギター、エレクトロニクスなど生楽器問わず新たなサウンドをふんだんに取り入れ、大きくスケールアップ。Joanna Newsomはもちろん、盟友Rachael DaddやRozi Planeらとも比較される柔らかなボーカルとクラシックなソングライティングに、多数のゲストアーティストの参加やマルチ奏者の面目躍如といった様々な楽器演奏と音楽的実験が繰り広げられる。 (C)RS
JMD(2017/03/10)
ポストJoanna Newsomなイギリスのハープ・シンガーEmma Gatrillによる叙情溢れる新世代オーケストラル・ポップ!
英ブライトン出身のハープ奏者、マルチインストゥルメンタリストEmma Gatrillのニューアルバム。ほぼハープの弾き語りのみで製作されたファーストアルバムからBroken Social Scene、Laura Marlingらのツアーの経験を得て製作された本作では、アナログ・シンセやドラムマシーン、ギター、エレクトロニクスなど生楽器問わず新たなサウンドをふんだんに取り入れ、大きくスケールアップ。Joanna Newsomはもちろん、盟友Rachael DaddやRozi Planeらとも比較される柔らかなボーカルとクラシックなソングライティングに、多数のゲストアーティストの参加やマルチ奏者の面目躍如といった様々な楽器演奏と音楽的実験が繰り広げています。より磨きのかかった楽曲は叙情に溢れ、バイオリンとギター、クラリネットがドラマチックに絡み合う[7]、ギリシア神話を激しい弦と雷のドラムを背景に探検する[8]、室内ポップオーケストレーションによって気候変動を描いた[2]など、損失と孤立、希望、そして共感といった普遍的な懸念が描かれます。ミックスにはLaura Marling、Thurston Moore、Florence and the Machineなどの作品を手がけたDan Cox。「Cocoon」にはJuana Molinaの愉快な実験、Julia Holterの知的なポップ、「Vespatine」期のBjorkのようなテクスチャ豊かなアレンジメントがあります。
Emma Gatrill
Emma Gatrillは、英ブライトンを中心に活動するマルチ・インストゥルメントです。2012年にリリースされたデビュー作「Chapter I」は、彼女が得意とするハープを基調とした哀愁のある楽曲集。ブライトンのWillkommen Collectiveの様々なメンバーとともに、彼女の複雑なハープとユニークでフラジャイルな歌声を組み合わせたこの作品は、ビョークとジョニ・ミッチェル、そしてEmmaの盟友であるレイチェル・ダッドとロージー・プレインの諸作に比較される充実作となった。アルバム・リリース時には、すでにグラストンベリー・フェスティバルでLaura Marlingのバンドメンバーとしてクラリネットを、Broken Social SceneのUKツアーでもホーンセクションとして参加、またSons Of Noel And Adrianの一員としてヨーロッパ全土をツアーしています。
崇高なハープの演奏、素晴らしいボーカルとアンビエント ・シンセのトリガーを組み合わせ、過去の音の影響を受けつつも一貫して革新的なEmma Gatrillの音楽は優美で力強さに溢れています。
発売・販売元 提供資料(2017/03/07)
イギリスはブライトンを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリストが12年のデビュー作に続く2作目をドロップ。自身の演奏によるハープの弾き語りを主軸にアナログ・シンセやギター、ドラムマシンが加えられ、「特筆すべき」なエレクトロニクスの使い方がそのアトモスフェリックな全体像と楽曲の革新性を創り出すのに大きく貢献している。そしてその柔らかな歌声で綴られる孤独や希望、他者との共存といった普遍的なテーマの描写力たるや。オーケストラルポップと括るにはあまりにも軽率、ポストジョアンナ・ニューサムと喩えるには早計で勿体ない存在だ。
intoxicate (C)山岡弘明
タワーレコード(vol.128(2017年6月10日発行号)掲載)