ザ・エックス・エックスが前作から約4年半振りとなるサード・アルバム『アイ・シー・ユー』をリリース!09年にリリースしたデビュー『エックス・エックス』が口コミで評判となり、主要メディアの年間ベスト・アルバムに次々に選出、さらには英最高峰音楽賞マーキュリー・プライズを受賞した。12年にセカンド・アルバム『コエグジスト』をリリースするとイギリスを含む全世界5カ国でチャート1位を獲得。翌年のフジロック・フェスティバル'13ではホワイト・ステージのヘッドライナーを務めベスト・アクトの一つに挙げられる圧巻のパフォーマンスをみせた。2015年にはバンドのブレーンであるジェイミー・エックス・エックスがソロ・デビュー作『イン・カラー』を発表。モノクロでメランコリーなイメージだったザ・エックス・エックスのサウンドから一転、バンドメンバーはもちろんヤング・サグなど多彩なゲストをフィーチャーし改めてその才能を見せつけた。そして、約4年半振りにリリースする今作は2014年3月から2016年の8月までの間にニューヨーク、テキサス、レイキャヴィーク、ロサンゼルス、そして彼らのホームタウンであるロンドンと世界各地でレコーディングを敢行!過去2作品の内向的でメランコリックなサウンドから、よりオープンになり大きく飛躍を遂げ、バンド史上最高傑作といえる作品が完成!
発売・販売元 提供資料(2017/01/10)
ジェイミーXXのソロ作を挿み、XXが4年半ぶり3枚目となるニュー・アルバムを完成させた。これまでの3人は、メランコリックで内観的なサウンドスケープに繊細かつナイーヴな歌詞を乗せるというスタイルを取ってきた。しかし今回は、その十八番の手法を残しつつも、よりアグレッシヴでダンサブルな音を鳴らしている。オープニングを飾る"Dangerous"はフィジカルなハウスに仕上がっており、"A Violent Noise"は昂揚感溢れるユーフォリックなトランス・サウンドが特徴的だ。過去2作でもダブステップの要素を採り入れるなどダンス・ミュージックからの影響は随所で見られたが、それがより明確&鮮明になったのは大きな変化だと言え、バングラっぽい色付けもイマっぽい。また、ロミーとオリヴァーのプリミティヴで滋味深い歌声にほんのり妖艶な色気が加わった点も、成長の跡が感じられる。そんな本作は、彼らが新たなフェイズに移行したことを示す祝砲であり傑作だ。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.399(2017年1月25日発行号)掲載)