フォーマット |
LPレコード |
---|---|
構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年11月18日 |
---|---|
規格品番 |
MUE69518 |
レーベル |
|
SKU |
724596951811 |
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 01:13:23
M83's Anthony Gonzalez took his time delivering the follow-up to 2008's much-loved Saturdays=Youth, but it was worth it: Hurry Up, We're Dreaming is a sprawling double album that reaffirms M83's dreamy romanticism while setting off for bold new territory. Gonzalez collaborated with producer Justin Meldal-Johnsen, Medicine's Brad Laner, Zola Jesus, and longtime vocalist Morgan Kibby, allowing him to explore as many musical options as possible. Lead single "Midnight City" is an epic sweep of neon synthesizers; "Intro" makes a bold statement with Zola Jesus' vocal cameo; elsewhere, Gonzalez's own singing ranges from a whisper to a scream. Unashamedly ambitious and emotional, this album defines M83's artistic spirit.
-
1.[LPレコード]
-
1.Intro
-
2.Midnight City
-
3.Reunion
-
4.Where the Boats Go
-
5.Wait
-
6.Raconte-Moi Une Histoire
-
7.Train to Pluton
-
8.Claudia Lewis
-
9.This Bright Flash
-
10.When Will You Come Home?
-
11.Soon, My Friend
-
12.My Tears Are Becoming a Sea
-
13.New Map
-
14.OK Pal
-
15.Another Wave From You
-
16.Splendor
-
17.Year One, One UFO
-
18.Fountains
-
19.Steve McQueen
-
20.Echoes of Mine
-
21.Klaus I Love You
-
22.Outro
-
2.[LPレコード]
-
-
人間が予想外の変化をするのは、環境が変わった時か、思索のうえに変化を志した時か、もしくは恋をした時か。M83ことアンソニー・ゴードンがこのどれに当てはまるかは定かではない。が、2枚組の新作『Hurry Up, We're Dreaming』を聴いていると、音楽と向かい合う姿勢そのものが開放的になったようだ。フランス人のエスプリを残しながらも、どこかしらキュートでグルーミーだったのが過去の彼の音楽だとしたら、今回は丁寧な音の層はそのままに、ポップかつ荘厳。〈コンピューターが出来る前のやり方で作る、というのが主軸〉と語るように、アナログ・シンセの音と共にギターやドラム、サックスなどが活き活きとした生命感を伴って鳴っている。ヴォーカルも心地良い。あたかも曇りガラスの向こう側でアンソニーが大声を出したり叫んだりしているかのようで、そちら側で起こっている楽しい出来事にまで思いを馳せたくなる。そのうえ興味深いのは歌詞だ。〈僕らに物語はいらない、現実の世界なんかいらない〉と、逃避もリアルも不要とする立脚点で作品はスタートし、〈キミと僕がいる場所〉や〈手にしているもの〉を丁寧に紡ぎながら、Disc-2の本編最終曲では〈僕が自分の国の王様なんだ〉と、揺るがぬ真理へ辿り着く。彼自身の魂の軌跡を描くためには、なるほど2枚組の容量が必要だったのだろう。そして最後のカタルシスを求めてまた、繰り返し聴いてしまうのである。
bounce (C)妹沢奈美タワーレコード (vol.337(2011年10月25日発行号)掲載)
-
M83ことアンソニー・ゴンザレスの作り出す音楽は常にロマンティックだ。そして映像的でもある。そんな彼がちょうど映画一本分の時間に当たるCD 2枚組のアルバムを作り上げたのは必然だったのかもしれない。エレクトロニカ色の強い2001年のデビュー作『M83』以来、徐々に歌に重心を傾けながらも、〈ロマン〉というテーマは常に一貫してきた彼。2008年作『Saturdays = Youth』でのブレイク、そしてその後のキラーズやデペッシュ・モードとのツアーによってみずからの表現に確信を得たようだ(力強いシャウトを交えた唱法にそれがよく表れている)。お馴染みのモノローグを交えたトラックやインタルード的アンビエントな小品を挿みつつ、分厚いシンセの幕が降りてくるポップソングから、シューゲイザーを通過したギターが鳴り響くロック・チューンに至るまで、彼の壮大な〈ロマン主義〉が徹底して貫かれた1時間半。これまでの音楽活動の集大成であると同時に、己の美学を磨き上げていった結果、新しい未知の境地--いわば〈ニューロマ〉ならぬ〈シューロマ〉といった趣の--へと突き抜けてしまったかのような感覚すらここにはある。ひょっとしたらこれはフランスという国の気質も関係しているのかもしれない。ダフト・パンクの世界的なブレイクの裏にベッタリ貼りついていたのも、やはり過剰にベタな〈欧州ロマン〉だったのだから。
bounce (C)佐藤一道タワーレコード (vol.337(2011年10月25日発行号)掲載)
欲しい物リストに追加
コレクションに追加
サマリー/統計情報
お早めのご注文で発売日前日にお届けいたします
山口県・四国・九州・沖縄県
フラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。
発売日前日
にお届けします発売日当日
にお届けしますフラゲ注文受付期間は地域によって異なります。
お住まいの地域をご確認ください。