皆が虜になった「I Like The Way」で知られる正統派R&Bグループの元祖:ハイ・ファイヴ。全R&Bファンが待ち望んだ待望のアルバムが登場! (C)RS
JMD(2017/02/02)
ガイ、ブラックストリートといった伝説のR&Bグループを率いたテディ・ライリーが手がけたシングル「I Like The Way」(91年)は、米ビルボード・ホット100にて1位を獲得(EXILE「Choo Choo Train」のあの有名なダンスの振付は、「I Like The Way」のMVに影響を受けた説が濃厚)、セカンド・アルバム『Keep It Goin' On』(92年)では、R・ケリーがソングライティングで参加するなど、現在に続くR&Bシーンの礎を築き、数多くのR&Bシンガー/ アーティスト達にとっての憧れの的となった偉大なるR&Bグループ!!
「私のキャリアのスタートと共にハイ・ファイブと働きました。彼らが最高の曲を作ったら、それはR&B シーンにとって偉大なことだ」-ヴィンセント・ハーヴァート(レディ・ガガのプロデューサー)
「ハイ・ファイブは、若手ヴォーカリスト達へ新たな扉を開いた」-ジョー(R&Bシンガー/ ソングライター)
グループの中心メンバーだったリード・ヴォーカル、トニー・トンプソンは95年にベイビーフェイス、メアリー・J・ブライジらが参加したソロ・アルバム『Sexsational』をリリースし、ソロ作発表から10年後にトニー以外のメンバーを総入れ替えしたハイ・ファイブの復活作『The Return』をリリース。しかし07年にトニー訃報が入り、ハイ・ファイブは事実上解散となった。
しかし、トニー没後オリジナル・メンバー、マーカス・サンダース、トレストン・アービー、シャロン・ギルの3人がグループへと戻り、新生ハイ・ハイファイブが始動!SHINee、少女時代らの楽曲も手がけるプロデューサー、デンゼル・レメディオスによるスウィートR&B「This Love」や、デビュー時のハイ・ファイブを彷彿とさせるスムース・ミッド「Sunshine」、ヒップホップ・プロデューサー・チーム、ダ・ビートマイナーズの元メンバー、アーロン・ライルスが手がける泣きのスロウ・ジャム「Everything」など、R&Bの真髄を追求した往年のファン歓喜の傑作が完成!!
発売・販売元 提供資料(2016/12/08)
故トニー・トンプソン主導で一時復活したこともある90年代の人気グループだが、その帰還に不参加だった面々で組織されたのがこの新生ハイ・ファイヴ。本作は旗振り役たるトレストン・アービーのソロ曲"Everything"(2011年)から2015年の聖夜ソングまでの配信曲をまとめた便利な編集盤だ。ロゴが示唆するように全体はどこかジョデシィ志向で、K-Ci&ジョジョ風の哀悼曲など楽曲は粒揃い。屋号を気にせず楽しむべき一枚か。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.399(2017年1月25日発行号)掲載)