前作『Allas Sak』は、『MOJO』や『Uncut』、『Pitchfork』などUK / US主要ロック媒体でことごとく高評価を獲得し、日本でも『ミュージック・マガジン』誌で2015年の年間ベスト・アルバムに選出された、00年代サイケの最高峰バンド=ドゥンエン。彼らの待望となる新作は、ドイツ人影絵作家のロッテ・ライニガーが1926年に発表した歴史的名作かつ世界初の長編アニメ映画として知られる『アクメッド王子の冒険(The Adventures of Prince Achmed)』の仮想サウンドトラック作品!歌心あふれるメロと映像を掻き立てるサウンドスケープ、バンドのトレードマークとも言うべきアシッドな覚醒感をミックスして、全編インストで、独特のムードを持った幻想的な影絵の世界をサイケデリックに再構築。まさに白昼夢のアラビアン・ナイトを完全再現。「Haxan」は映画の登場人物のひとりで、スウェーデン語で「魔女」を意味します。中心人物のエイステスが「アナログ・サウンドのエンジニアリングにおいて卓越したスキルを有する魔術師のような存在」と称賛する盟友マティアス・グラヴォが前作に引き続きプロデュースを担当。2015年はノルウェーのディスコ・プロデューサー=プリンス・トーマスのリミックス企画(『Principe Del Norte』)にもバンド勢として唯一参加し、非凡なセンスでトーマス楽曲を調理してみせた彼ら。そのため、新旧サイケ愛好家だけでなくクラブ・シーンも巻き込みながらジャンルも世代もまたいで全世界の音楽好きから注目を集めつつある稀代のカルト・ヒーロー、その更なる野心的チャレンジを刻み込んだマイルストーン作品、ご注目ください。
発売・販売元 提供資料(2016/10/26)
プリンス・トーマスのリミックス仕事も記憶に新しい北欧のサイケ集団。全編インストによるこの新作は、世界初の長編アニメ映画「アクメッド王子の冒険」(1926年製作)の仮想サントラだ。「千夜一夜物語」をベースとした物語に合わせるように、アラビックな香り漂うギターやフルートの音色が印象的。タイトなボトムは踊りやすいし、瞑想もできるし、これで高まりつつあるクラブ方面からの評価も確かなものにしそう。
bounce (C)柴田かずえ
タワーレコード(vol.397(2016年11月25日発行号)掲載)