ディスコ貴公子としてここ日本でも変わらぬ人気を誇るフランスのディミトリ・フロム・パリスと、ダニエル バルデリなどイタリアを代表するバレアリック/ディスコ古参と活動を共にするベテラン、イタロ・ディスコ伝道師DJロッカがスタートした強力ユニット=エロディスコティークによるアルバム!
2010年頃より同名義で活動を開始、ドイツの名門Gomma Recordからアナログでリリースした過去3枚のEPは大ヒットを記録!そんな2人によるエロディスコティークの初アルバムは、日本のみCDをリリース。
前述大ヒットEP、新EP、そして未発曲を収録し全11曲で構成。アルバムのリリース自体が珍しいディミトリは、今回ロッカとのユニットでその名の通り渾身のエロいディスコ~ファンキー・ハウスを演出!フロア汗だく間違いナシ!
タイトル通りコズミック色濃厚でスペーシーな鳴りが気持ちいい、本アルバムのみの未発表トラック「EroDisCosmique」でスタートするアルバム。大ヒットEPからの抜粋で、ディミトリっぽいアップリフトなビートとギターカッティングが超グルーヴィー!アルバム中では2番バッターに配置され、これからの盛り上げに一役買うアクセントのトラック「Ero Disco Theme」、こちらも今回初お目見え「Days Of A Better Paradise」は、疾走感のあるミニマル・ビートと耳になじみがあるサンプリング・ヴォイスが90年代チックでカッコいい!
「Don't You Feel The Same」はピークタイムにプレイして欲しいディミらしいハピネスをもたらすナイス・ディスコ!これも今回新作EPでの目玉となりそうなトラック、文字通りフランキー・ナックルズに捧げたのであろう「One For Frankie」はフルートの音色が美しく鳴り響く心地いいハウス・チューン!Defectedの「Back In The House」にも収録されたモロ!イタロなヴォーカル・ハウス「Pretty Baby」、そして80年代NY系ヴァイヴの「Downtown」、House Master Boysを地でイク、超シカゴ・アシッドな巧作「Back To House」、イタロIrma系120%の「Balearique」、ラストの未発トラック「The Compass Point」は、どこぞで聞き覚えもありそうな哀愁のシンセが染み入る最後にふさわしい好曲!
発売・販売元 提供資料(2016/09/30)
ディスコを知り尽くした男たちの究極タッグがついにアルバムを! 哀愁とエロを色濃く漂わせたメロディー、70年代の黄金期を思わせる華やかな歌唱、ギターのカッティング、シンセの音色などに彩られた全編キラー・チューンまみれな仕上がりが流石です。"The Whistle Song"を想起させる美しいフルート使いが炸裂したフランキー・ナックルズへのトリビュート"One For Frankie"は全ハウス・ファンを虜にするはず!
bounce (C)佐藤大作
タワーレコード(vol.397(2016年11月25日発行号)掲載)