ソウルを歌うUKのシンガー、レベッカ・ファーガソンの4作目
2010年12月、UKの人気オーディション番組「X-Factor」で準優勝に輝き、アレサ・フランクリンを彷彿とさせるような圧倒的な歌唱力で次世代UKのソウル・ディーヴァとして名乗りをあげたレベッカ・ファーガソン。シングルマザーとして奮闘しながらシンガーという夢をつかんだ彼女のストーリーは多くの人の共感を得て、デビュー・アルバム『Heaven』(2012年)、続く『Freedom』(2013年)で自身の生き様を描き出せるソングライターとしての才能も開花させた。前作『LadySings the Blues』(2015年)はジャズを中心とした初のカバー・アルバムで、30歳を迎えた今年リリースされる今作は、3年ぶりのオリジナル・アルバムとなる。前作同様、プロデューサーはトロイ・ミラー(エイミー・ワインハウス、ローラ・マヴーラ、ルーマー)。タイトル『Superwoman』は、自身のもろさも受け入れることのできる、強い女性をイメージしたもの。これまでで最も正直に自身を見つめ直した作品とのことで、強さと共に安らぎを手にしながら、書き歌った作品。これまでとは一味違った、肩の力の抜けたレベッカ・ファーガソンの一面が垣間見られる。
発売・販売元 提供資料(2016/09/12)
オリジナル・アルバムとしては3年ぶり。もともとアデルが応援していたことでも知られる人だが、パワー・バラードやブルージーなスロウを歌い込む今作はその恩人に寄せた感もあるか。とはいえ滋味とソウルに溢れた濃密な歌唱はレベッカならではで、そこに"Stars"をはじめとするレトロ・ソウル風の楽曲が加わればもう無敵だ。ローラ・マヴーラやルーマーらを手掛けたトロイ・ミラーが全編のプロデュースに関わっている。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.397(2016年11月25日発行号)掲載)