かつてジョニー・コーンドッグ名義で2枚のアルバムをリリースし、ここ日本にも根強いファンを持つ、USカントリー・シンガー。2014年には邦楽バンドD.W.ニコルズと2マン・ライヴのため初来日も果たしているジョニーが、この度。ジョニー・フリッツ名義では2枚目となる3年ぶりの新作『スウィート・クリープ』を完成させた!
マイ・モーニング・ジャケットのフロントマン、ジム・ジェームスによるプロデュースとなった今作は、必要不可欠なもの以外を取り除き、前作同様叙情的ではるものの、より希望に満ちた作品に仕上がっている。プライベートでも親交のあるドーズのフロントマン、テイラーとドラマーのグリフィン・ゴールドスミス、そしてナッシュビルのミュージシャン、ジョシュ・ヘドレーらとともに3日間でレコーディングした。今作についてローリング・ストーン誌は高評価を与えている。
発売・販売元 提供資料(2016/09/20)
かつてジョニー・コーンドーグという名で活動していたジョニー・フリッツはTV番組の司会やタトゥ・アーティスト、革細工職人など様々な顔を持つ風変りな男。D.W.ニコルズ招聘での奇跡? の来日を経ての3年ぶり4作目。マイ・モーニング・ジャケットのジム・ジェームスがプロデュース、ボブ・ディランとのツアーも経験したフォークロックバンド、ドーズのサポートの元、メインストリームのシーンとは全く別次元で存在しているようなシンプルで牧歌的なアレンジで歌われるカントリー。抜群のメロディセンスとリヴァーヴがかった彼の頼りなくて飄々とした歌声の佇まいは何とも儚く、そして愛おしい。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.125(2016年12月10日発行号)掲載)
2014年にD.W.ニコルズとツーマン・ライヴを行ったこともあるUSのオルタナ・カントリー歌手。3年ぶり2枚目となるこの新作では、プロデュースを手掛けたマイ・モーニング・ジャケットのジムが、十八番のサイケなエフェクトを大胆に持ち込んでいる。結果、エヴァーグリーンな魅力を持つのほほんとした歌に気怠い感覚が加わり、聴き手の時間軸をグニャリと曲げるような仕上がりに。ドーズのメンバーも全面参加。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.397(2016年11月25日発行号)掲載)