エモ界のレジェンド、アメリカン・フットボールが、1999年リリースのデビュー・アルバム以来、17年ぶりとなる新作をリリースすることが決定した!
1999年にPolyvinyl Recordsよりセルフ・タイトル・デビュー・アルバムをリリースして間もなく、バンドは解散を発表。それまで学園祭や小規模なクラブでしかライヴを行なっていなかったにも関わらず、未だに彼らの作品はPolyvinyl Recordsのベスト・セラー作品であり、さらには、Noiseyが"当時最も影響を与えたロック・アルバム"と呼んだり、Stereogumにおいては"一時的な成功者にも関わらず、あれほどまでに多くの人とつながることのできたバンドはアメリカン・フットボール以外にいないだろう"とまで言い切ったほど、彼らの残した爪あとは大きかった。
そんな彼らが、2014年に突如15年ぶりとなるライヴを行なうとなった時には、NYでの3公演が数時間で完売。その後ツアーでまわったシカゴ、ロンドン、バルセロナ、そして東京でも反響は凄まじかった。あれから1年、17年ぶりとなる新作を完成させた彼ら。再びセルフ・タイトルとなった今作は、馴染みのある道なりから思いがけず遠回りしてみるような作品に仕上がっている。これまで奥底にしまいこんできた記憶が、懐かしい香りやコンクリートにできたヒビをきっかけに蘇ったり、今にも消えそうな愛の灯火を抱えた愛人と向かい合う時に沸き起こる不安など、今作にははち切れんばかりの感情がぎっしりとつまっている。より開放的なサウンドと、ナイーヴさが減ってより言葉を重視した歌詞、深みを増した楽曲を感じてもらえるのではないだろうか。
17年経っても今なお全てが真新しく感じるのは、彼らにとって全てが新鮮だからだ。これからだという時に何らかの理由で一度制作口に蓋をした彼らが、成長してより良いミュージシャンシップを保てるようになった今、そのコルクを自ら抜くことを決意した。今作は、アメリカン・フットボールと、ジェイソン・カップ(アヴリル・ラヴィーン、フィンチ、ジミー・イート・ワールド、Sum 41、エヴァネッセンス等)によるプロデュースで、オマハのARCおよびシカゴのシャーク・スタジオにてレコーディングされた。
発売・販売元 提供資料(2016/09/02)
大盛況だった来日公演から1年4か月。完全復活を遂げたマイク・キンセラ率いる4人組が、エモ・リヴァイヴァル・ブームに決定打を打つべく(!?)17年ぶりのニュー・アルバムを発表。〈エモ/ポスト・ロックの金字塔〉と評された前作の感動が蘇るのは必至だが、清々しい歌心を宿した流麗なナンバーの数々は、往時のファンだけじゃなく、ネオアコやフォーク・ロックの愛好家まで間違いなく虜にすることだろう。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.396(2016年10月25日発行号)掲載)