世界を震わすサムライ・トランペッター,黒田卓也のCONCORD移籍第一弾作品。躍動するビートと溢れ出る熱情。渾身のセルフ・プロデュース作。2014年、USブルーノート初の日本人アーティストとして、ホセ・ジェイムズ・プロデュースによるアルバム『ライジング・サン』で華々しいデビューを飾ったジャズ・トランペッター。以降もニューヨークをベースに世界的な活躍を続け、自身のプロジェトに加えて、海外ではDJプレミアやアンティバラスと共演、日本でもJUJUやceroとコラボするなど、ジャンルを自由に横断し着実にキャリアアップを重ねてきました。
今回、レーベルをアメリカ西海岸のコンコードに移し発表する2年半ぶり待望のセカンド・アルバムは、セルフ・プロデュースにより自身のレギュラー・バンドのメンバーと一年半かけて作り上げた、大胆で躍動的なリズム・アプローチと多彩なサウンド・メイキングが満載の作品。オリジナルに加え、エリカ・バドゥや、J. Dillaなどのカヴァーで知られるドナルド・バードの名曲「シンク・トゥワイス」を人気アフロビート・バンド、アンティバラスと組んでカヴァー。本物のアフロ・ビートが心地よい!斬新なジャケットを手掛けたのは友人であるロンドン在住のモロッコ人デザイナー、Hassan Hajjajによるもの。
発売・販売元 提供資料(2016/10/20)
USブルー・ノート発の『Rising Son』で脚光を浴び、近年もジェシ・フィッシャーからSALUまで多方面で引っ張りだこな〈世界の黒田〉の新作。コンコードへの移籍よりもセルフ・プロデュースに臨んだ成果のほうが重要で、トランペット奏者の持ち場に安住せずトータルな作品性を求めた意志と配慮が、アンティバラスらを交えた全編のファンキーで楽しげな演奏に宿っている。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.394(2016年8月25日発行号)掲載)