| フォーマット | SHM-CD |
| 発売日 | 2016年10月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | ユニバーサルミュージック |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 紙ジャケット |
| 規格品番 | UICY-77855 |
| SKU | 4988031180723 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:36:50
エディション : Remaster

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本作を一言でいえば、”60年代の匂いのするアルバム”ということになる。70年代の扉が開かれる前夜のリリースということもあるのだが、”激動の60年代の終焉”という時代の空気が漂っているように感じるからだ。後続のアルバムと比べると地味な印象を受けるが、収録されてる楽曲のレパートリーは広く、クラシカルな雰囲気の小品もあればミュージカルのワン・シーンのような大作や、サークル・オブ・フレンズを想わせる粋で心地よいコーラス&ハーモニーの佳曲もあったりする。どの楽曲も個性的で、カレンの清楚でエレガントな歌唱を上手く引き出すことに成功している。本格始動前の”試運転”といった感じでもあるが、決してウォーミング・アップなんかではない、多種多彩な音楽へ本気でチャレンジした”野心的なデビュー・アルバム”という感じがしている。
中軸はタイトル曲の「涙の乗車券」だが、大胆なリメイク手法は次作の「ヘルプ」同様、オリジナルのビートルズの原曲とは全くの別の作品と捉えるべきだと思う。(曲調は全く違うのだが、)プロコル・ハルムの「青い影」を想わせる、繊細な旋律にヴェルヴェットのようなコーラスが重ねられ、静と動が織りなすサウンド・トラックのような秀作に生まれ変わらせている。