スライ・ストーンの初来日、ニュー・マスターサウンズを始めとするジャム系ファンク・バンドの台頭など、今一番熱い音楽!それが「ファンク」。それに呼応するかの様にオーストラリアの"キング・オブ・ファンク"の異名をとる、ザ・バンブーズの待望の3rdアルバム『Side Stepper』が遂にドロップ!
ザ・バンブーズは、オーストラリア出身でイギリスはブライトンのレーベル<Tru Thoughts>に所属。そのディープかつクールなファンク・サウンドは、人種のるつぼとしても有名なメルボルンで文字通り老若男女のオーディエンスを酔わせ、単なるファンクのリバイバルではなく、パーティーチューンとしてのソウル/ファンクのパワーを改めて証明し、本国オーストラリアのみならず、ファンク発祥の地アメリカ、クラブジャズ・サウンドがしのぎを削るヨーロッパ等、世界中で注目を集めている。ここ日本でもジャズ/ファンク系DJを中心に絶対的な信頼を得ている<Tru Thoughts>において、クァンティックやノスタルジア77らと共にレーベルを牽引する存在であり、これまでに<Tru Thoughts>から2枚のオリジナルアルバムをリリースした他、ザ・バンブーズのアルバムに参加したことをきっかけに今年<Tru Thoughts>から鮮烈なデビューを果たした歌姫、カイリー・オウルディストのプロデュース、クラブ/ジャズ・シーンにおいて人気の高いシンガー、アリス・ラッセルのライヴのサポートなども行っている。
発売・販売元 提供資料(2016/08/12)
バンドの仕切りでソロ作『Just Say』も出したカイリーがそのまま看板シンガーに定着し、サウンド面ではランスのワンマンぶりも発揮されはじめた3作目。キングス・オブ・レオンの“King Of The Rodeo”ではミーガン・ワシントンが初登場。オルガンの唸る“Amen Brother”がかっこいい。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.344(2012年5月25日発行号)掲載)
オーストラリアの〈キング・オブ・ファンク〉による3作目。60年代モッドなパーティー・チューン“Nightspot”で軽快に幕を開けたかと思えば、続く“Tears Cried”は女性ヴォーカルを加えたノーザン・ソウル・ナンバー……と、クラシック・ソウルへの隠しようもない偏愛をジャズ・ファンクという形で見事に表現した意欲的な仕上がりだ。新たな方向性を示すと同時に、リスナーの幅を広げるのにも十分すぎる説得力だろう。
bounce (C)藤井 大樹
タワーレコード(2008年11月号掲載 (P75))