ポスト・ビョークからレディー・ガガ級のエレクトロ・ポップのディーヴァに飛躍した最高傑作!
ポスト・ビョークの座に最も近い芸術的な逸材と評され、グライムスと並びインディー界きっての個性派ディーヴァとして大きな注目を集めるゾラ・ジーザスが、完全なオリジナル・アルバムとしては約3年振りとなる最新作を新たに契約した<Mute>からリリース。
ドラマティックで美麗な歌声とゴシックなシンセで、デビュー直後からピッチフォークやWIREから大絶賛され、NMEでは年間ベストアルバムの7位を獲得。また鬼才映画監督のデヴィッド・リンチに気に入られ、巨匠自らリミックスを手掛けたり、オービタルやM83、プレフューズ73にフューチャリング・ヴォーカルとして抜擢されるなど自らの作品以外でも独自の世界観と存在感を放ってきた。そんなダークでありながらも孤高の美しさで聴く者を魅了してきた彼女が、一転メジャー級のエレクトロ・ポップ・アルバムを完成!
本作はワシントン州シアトルのヴァション島にて、 デヴィッド・リンチ、デンジャー・マウス の作品を手がけた ディーン・ハーレーを共同プロデューサーに迎えて制作。ロシアの血を引くゾラが『Taiga』(ロシア語で"広大な針葉樹林"を意味する)と名付けたこのアルバムは、前作のゴシックなビートが嘘のようなキャッチーでダンサブルなエレクトロ・ポップ作品に大変貌しており、特に先行シングル「Dangerous Days」はピッチフォークが「エレクトロポップの一大アンセム」と評し<Best New Track>にも選出するほど!
神秘的で壮大なサウンドと歌声、そして世界観はFKAツイッグス、ロード、スカイ・フェレイラなどの歌姫達にも引けをとらないゾラ・ジーザス史上最高傑作と断言出来るアルバムです!
発売・販売元 提供資料(2016/08/04)
M83作品への客演や奇才フィータスとのオーケストラルなコラボ盤も経たインディー・ゴシック界のディーヴァが、ミュートに移籍して注目の新作をリリースした! 今回はデヴィッド・リンチ仕事で名高いディーン・ハーレーとタッグを組み、LAを離れて冬のヴァーモントでレコーディング。従来の世界観はそのままに、デスティニーズ・チャイルドなどを聴いて育ったという自身の音楽遍歴もわりとストレートに反映していて、ヴォーカルに重きを置いたプロダクションが印象的だ。先行シングル“Dangerous Days”あたりはリアーナのファンにもヒットするのではないだろうか。全編通じてグライムスほど軽くなく、ナイフほどエッジーになりすぎない、絶妙な匙加減のダーク・エレポップが楽しめる。
bounce (C)佐藤一道
タワーレコード(vol.371(2014年9月25日発行号)掲載)