アメリカ西海岸オレゴン州ポートランド出身のインディ・フォーク・バンド。中心人物は、シンガー/ギタリストのイズラエル・ネベカーとドラマーのライアン・ドブロウスキー。2008年7月にリリースしたデビュー・アルバム『3 Rounds and a Sound』がデジタル配信の売上げのみでアメリカのビルボード・インディーズ・チャートで22位、デジタル・アルバム・チャートでは13位、総合チャートでは149位にランクインし注目を集めた。2011年9月にセカンド・アルバム『We Are The Tide』をリリースし、この度2016年8月に約5年ぶりとなる新作『アンド・ゼン・ライク・ライオンズ』を完成させた。
全曲の作詞作曲を手がけたイズラエルが3年間で経験した父親との死別、13年間の交際に終止符をうったことなどから生まれる喪失感がインスピレーションとなって誕生した。ファースト・シングル「Umpqua Rushing」は最初に書かれた楽曲でアムクァは地元を流れる思い入れのある川の名前。この曲で歌われているのは、13年交際していた人との別れについて。アルバムの曲の多くは父親が癌と診断されてから書かれたもので、中でも「Seeing Is Believing」は病と戦う父のサポートのために実家に移り住んだイズラエルが、父に宛てた応援歌として書いたもの。そして、父親の死後書かれたのが「Like Lions」。これはライオンのように勇敢にいじめに立ち向かったイズラエルの甥/姪からタイトルを拝借したもの。ちなみにアルバム・ジャケットにあるライオンは、子供のころ父親が描いてプレゼントしてくれたものだという。
アルバムのプロデュースを手がけたのはタッカー・マーティン (ザ・ディセンバリスツ、ニーコ・ケース、マイ・モーニング・ジャケット)、ミックスはピーター カティス (ザ・ナショナル、インターポール、カート・ヴァイル)。
発売・販売元 提供資料(2016/06/17)