SHADOWSとして初のスタジオ録音作品となるEPをドロップ。コンセプトはズバリ、"90's リバイバル / New Melodic Hardcore"。自らのルーツでもあり、"Melodic Hardcore"という世界的な音楽 & ファッション・ムーヴメントを生んだ1990年代。そこへのリスペクトを色濃く感じさせる今作には、"90's リバイバル"という言葉がふさわしい。ただし、2000~10年代におけるラウド & パンク・シーンのオリジネーターと評される『FACT』の元メンバーだけあり、ただの回顧主義や、そのものを繰り返すようなリバイバルではなく、真新しい音楽"New Melodic Hardcore"として昇華されている。 (C)RS
JMD(2016/08/15)
ライヴ録音のファーストEPを経て、早くもスタジオ・レコーディングの新EPが到着。FACT時代のエレクトロニクスは封印し、それとは対極を往く荒々しいパンク/ロック的な衝動を叩き付けている。地面を掘り起こすように強靭なリフで迫る"BEK"、ニルヴァーナ"Tourette's"のカヴァーでは爆発的なハードコアが強烈。そして表題曲は、90sオルタナを消化した不穏なムードがカッコイイ。常に前身し続ける彼ららしい一枚だ。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.394(2016年8月25日発行号)掲載)