| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2016年08月05日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Warner Classics |
| 構成数 | 6 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 9029597490 |
| SKU | 190295974909 |
構成数 : 6枚
合計収録時間 : 06:27:00
『クルト・マズア/メンデルスゾーン:交響曲全集、他』
【曲目】
メンデルスゾーン:
[CD1]交響曲第1番, 交響曲第5番「宗教改革」,
[CD2]交響曲第2番「讃歌」,
[CD3]交響曲第3番「スコットランド」, 交響曲第4番「イタリア」,
[CD4]弦楽のための交響曲第12,1,7,4,6番,
[CD5]弦楽のための交響曲第11,3,2,5,13番,
[CD6]弦楽のための交響曲第8,9,10番
【演奏】
クルト・マズア(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団[CD1-3]
バーバラ・ボニー(ソプラノ), イーディス・ウィーンズ(ソプラノ), ペーター・シュライヤー(テノール), ミヒャエル・ショーンハイト(オルガン), ライプツィヒ放送合唱団[CD2]
コンチェルト・ケルン[CD4-6]
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かつてはメンデルスゾーンその人が楽長を務め、また、交響曲第1番及び第3番の世界初演まで担当しているという老舗オケこそ、ゲヴァントハウス管弦楽団である。十八番の中の十八番をデジタル録音で聴けるセットがコレだ。
マズアとしては1971〜72年にも全集を録音しており、音質としては何故かこの旧録音の方がよいようだ。というのも、当再録音盤は残響過多の恨みがあり、このオケの特徴たる燻し銀のサウンドを充分に捉えきれていないところがあるからだ。
しかし、旧録音はRCAからもEurodiscからも廃盤の憂き目に遭っており、恒常的に手に入るのはこの再録音盤ということで、ちょっと残念である。
また、《スコットランド》に関して、同オケにはコンヴィチュニー盤という歴史的名盤もある。マズア盤も大変優れた演奏ではあるが、コンヴィチュニー盤はマズア盤より一層渋く重厚であり、終楽章コーダの悠揚迫らぬテンポで高らかに歌われるさまも見事である。メンデルスゾーンの演奏史を語る上で避けては通れない1枚であり、マズア盤との聴き比べも面白いところである。
とはいえ、これ程の水準の全集を廉価で聴けるのだし、若書きの《弦楽のための交響曲》も入っているのだから、星4つとしておこう。