YouTube再生回数140万超!クインシー・ジョーンズがバックアップする<一人多重録音>の若き超天才がついにアルバム・デビュー!楽器演奏と一人アカペラの驚異的なスキルのみならず、ジャズ~ソウル~ヒップホップ~ベースミュージックまでを股にかけた先端的なコンポーザーとしての天才ぶりまでを惜しげもなく発揮した本作は、衝撃と快感と発見の連続。すべて彼一人でやっているとはとても信じられないめくるめくサウンドスケープに、ジャズ・ファンのみならず、あらゆる音楽リスナーがノックアウトされること間違いなし! (C)RS
JMD(2016/05/27)
まだあどけなさの残る青年が様々な楽器を一人多重録音し作り上げた動画が瞬く間に世界中で話題になり、デビューを待たずにQ.ジョーンズ、ハービー、メセニーなどの大御所の絶賛を集めたことは、よくある「演奏してみた」の域を凌駕した高度な技術とセンスを有していることを物語る。満を持してのデビュー作、本作で繰り広げられたハイパーなファンクネス、変幻自在のポップネス、時折差し込まれる美しく鮮度の高いピアノが物凄くポジティヴなヴァイブスでまとめ上げられ、音楽性の懐の深さを見せつけられる。何よりヴォーカル、ハーモニーの素晴らしさ、これを天賦の才と言わずに何といえばいいのか!
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.123(2016年8月10日発行号)掲載)
驚異の新人現る! そんな使い古されたキャッチでも、そう言うしかないんだからしょうがない。ギター、ピアノ、ベースにドラム、パーカッションなどさまざまな楽器を操り、ヴォーカルも披露する若き天才。単に演奏できるというだけではなく、音楽的な解釈、アレンジ力の素晴らしさが光っているのは、YouTubeで話題の名曲カヴァー動画の数々を観てもらえばわかるはず。クインシー・ジョーンズが惚れ込むのも納得です。このファースト・アルバムでは彼一人によるアカペラと楽器演奏の多重録音で、ジャズ、ソウル、ファンク、ポップスなどを下地にした音楽観を示しています。彼の頭の中にはいつも10本くらいの手が動いていることでしょう。マルチ・プレイヤーとして、コンポーザーとしてスケールの大きさを感じさせてくれ、まだまだ見せていない引き出しもありそうな末恐ろしき若者です。クインシーやスティーヴィー・ワンダーの系譜を継ぐ存在としてジェイコブ・コリアーの名を覚えておいて損はないと思います。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.393(2016年7月25日発行号)掲載)