| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2016年07月27日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Sony Music Japan International(SMJI) |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | SICP-4885 |
| SKU | 4547366264616 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:41:23

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タイトルに“night”というワードが入る楽曲が過半を占めている。名実ともに”夜”をテーマにしたアルバムだ。前半はメロディアスでハードなナンバーも織り交ぜながら真夜中を突っ走るが、中盤から終盤にかけては少しずつ夜が深みを増していくように、しっとりとしたバラードがその領域を拡げていく。原盤のタイトルはアーティスト名だが、個人的には3曲目の「ハーフ・ムーン」がアルバムの主題曲だと受け止めている。なぜなら、少し線は細いが、この楽曲の持つシルクのような淡い銀色の月明かりが、アルバム全体に漂う”夜”の静寂をやさしく照らしているからだ。
ハイライトは中軸を任された「翳りゆく夜」だろう。後の「悲しみにさよなら」もそうだが、ポートノイの真骨頂と言っていい独特の節回しがタペストリーのように紡がれていて、穏やかなのに洗煉された旋律が心に刺さる。最後を飾る「おやすみ SAY GOODNIGHT」も、甘美なポートノイ節が冴える。静かに幕を下ろすミュージカルのラスト・ソングのような佳曲だ。余韻として、オルゴールのような音色が夢の国に誘うかのように短く添えられている。
本作は、クリス・モンタンの『エニー・ミニッツ・ナウ』やゲイリー・ベンソンの『ムーンライト・ウォーキング』と並ぶ、秋の夜長に聴いていたい、ハートフルなアルバムだ。