イギリス生まれで現在はトロントを拠点に活動するシンガーソングライター、Michelle Willis の初のソロ作品がSnarky PuppyのレーベルGroundUPから登場。すでに音楽ファンの間では彼女のバンドでの活動、他のアーティスト作品やライヴへの参加などでよく知られている。これまで共演してきたのは、Zac Brown Band, Snarky Puppy, Iggy & The Stooges, Parachute Club、そして Nikki Yanofskyなど。一緒に働いてきたDavid Crosby曰く、「とても素晴らしい日の神様を思わせるようなサウンド」。
本作で披露している曲は物心ついたころから書き溜めてきた曲ばかりだそうで、ようやくここにきてそれを自分が思っているサウンドが作れるようになったとのこと。幼少のころから、Carole Kingと Ray Charlesをステレオで聴くような音楽好きな家族で育ったこともあり、小さな頃からステージに立ちたいと思ってきたWillis。「ピアノを弾き始めたのは自分でバランスが取れるようになったころから。」とのことだが、ほかにもクアイア隊やミュージカルに参加したり、その後Humber College jazz programを卒業。何よりも大きな転機になったのは様々なバンドの作品に参加したこととのことで、特にStoogesのJames Williamsonの紹介でIggy Popのアルバム『Ready to Die』にオルガンで参加したことは大きかったそう。本作を作るにあたり、参考にしたのは Bon Iverの『For Emma Forever and Ever Ago』と Brian Bladeの 『Mama Rosa』の2枚。当時自分のレコードのことなど考えてなかった彼女だが、この2枚に関しては、最初の1音目から最後まで心が掴まれてしまったようで、「こんなアルバムを作りたい!」というきっかけになったそう。そして最終的に気心知れた仲間たち Charles James (b)Phil Melanson (ds) Hugh Marsh(vln) Thom Gill (g) と録音、Willis自身のプロデュースで最後にアシスタントBill Bellの助けを借りて温かいサウンドに包まれながらも、少しアンビエントの要素も加わった気持ちのいい作品が完成。
発売・販売元 提供資料(2016/06/21)