フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年07月20日 |
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規格品番 |
COCB-54186 |
レーベル |
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SKU |
4549767000527 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:42:59
前回のレヴューで、アン・サリーの歌声を褒めた。だから、彼女のデビューアルバムも紹介しておきたい。彼女は名古屋市出身の在日3世韓国人で、内科医と歌手を兼業している。これまで、あまり正面の顔写真を載せておらず、もしかしたらコンプレックスがあるのかもしれないが、デヴュー作となった本作のジャケット写真を、私は大層気に入っている。デビュー後、アメリカへ医学留学している時に本場のジャズを聴いて、歌唱に磨きがかかったというが、本作では、フュージョンの人気グループ、シーウィンドの名曲「ヒー・ラブズ・ユー」を選んでいた。私も大好きな曲だ。たぶんサリーも原曲のポーリン・ウィルソンの歌声が自分に似ているので、それに惹かれて歌ったのではないか。全く違和感なく、丁寧に情感込めて歌っている。それくらい彼女の歌声は魅力的である。一度聴いたら忘れられないほど、伸びやかさ、軽やかさ、涼やかさを併せ持つ美しい声質で、これはまさに天性の素質というべきだろう。本作は、いわゆるカヴァーアルバムで、ボサノバやポップス、映画音楽の名曲が収められている。ジョニ・ミッチェルの作品が二曲選ばれているのは、サリーがお気に入りのアーティストだからであろう。楽曲はいずれもメロディアスで、耳に心地良く、BGMにも最適だ。彼女の英語やポルトガル語の発音も小慣れており、洋楽アルバムに相応しいボーカリストとしての才能を備えていることが分かる。発表から、すでに20年経っているが、日本人プレーヤーによるバックの演奏も古びて聴こえることもなく、本作が新鮮さを保っているのも、特筆に値しよう。さらにトゥーツ・シールマンのハーモニカ、難波弘之のエレクトリックピアノが彩りを添えているのは、ジャズファンには懐かしくも嬉しい共演で、本作のようなフュージョンの名盤を聴くと、このジャンルの魅力と奥深さを、素直に実感出来る。是非とも多くの方に聴いてもらいたい。
医師でありシンガーでもあるアン・サリーのデビュー作。ジョニ・ミッチェルやジャズの名曲などを彼女ならではの大らかで慈愛の心に満ちた歌声で聴かせてくれる。優しく語りかけてくれるみたいで泣けてきます。
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