フォーマット |
SHM-CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年07月06日 |
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規格品番 |
UCCU-90179 |
レーベル |
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SKU |
4988031159521 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:43:17
本作はカールトンのアコースティック・アルバムの傑作「アローン・バット・ネバー・アローン」の続編的作品だが、こちらの方が、ファンやフュージョン愛好家には馴染みがあるかもしれない。彼がにこやかに微笑んでいるジャケット写真も珍しいから、親しみ易さが増したであろう。そして曲調も、どちらかと言えばロックとポップス寄りのアレンジで制作されているので、彼は本作で知名度を上げたはずだ。ジャズ志向の「アローン」の大成功に味を占めたレコード会社が、おそらく二匹目のドジョウを狙って、企画されたであろうことは想像に難くない。
だが、その商売っ気は、本作では大いにプラスに作用しており、実に聴き応えのある内容になった。エディー・フロイドの往年のヒット曲「ノックオン・ウッド」やドゥービーブラザーズの名曲を挿入した辺りに、彼の遊び心が感じられる。冒頭の「ハロー・トゥモロー」は、カークウェイラムのサックスをフィーチャーした素晴らしい余韻が味わえる佳品である。彼はキーボードのボブ・ジェイムズとも組んで、優れたデュオアルバムを出しており、私はその才能を高く評価している。
5曲目はカールトンの代名詞でもある「ルーム335」を思わせるようなグルーヴ感溢れる楽曲で、思わずニヤリとする方々も多いはず。そして7曲目が「ミニット・バイ・ミニット」である。ここでのキーボードは作曲者のマイケル・マクドナルド本人であろう。コーラスやブラスの音も入っていて、とても豪華な仕上がりになっている。こうした馴染み深い曲を織り混ぜてアピールしている本作は、カールトンの人柄や音楽的嗜好が良く出ていて、彼のディスコグラフィーの中でも、メジャー志向の強い作品として異彩を放っている。是非とも「アローン」と聴き比べて楽しむことをお勧めしたい。
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