インディアンズ名義での活動で知られるデンマークはコペンハーゲン出身のシンガーソングライター、セーレン・ジュールが本名で新作『ディス・モーメント』をリリース!
2012年の初頭、ネットにあげられていたデモが4ADの耳に留まり即契約。デビュー前からベイルート、パフューム・ジーニアス等と共にツアーを周るなどし注目を集める。2013年5月にデンマークの片田舎にあるスタジオで制作されたデビュー・アルバム『サムウェア・エルス』をリリース。儚くも美しいボーカルとメランコリーな感傷と希望に満ちたアコースティック・サウンドは"デンマークのボン・イヴェール"と評された。リリース直後の6月にはHostess Club Weekenderで初来日。トップバッターとしての出演にも関わらず会場には多くのオーディエンスが詰めかけた。
それからちょうど3年が経ち、本名であるセーレン・ジュール名義でリリースされる本作はピーター・スティンガードをプロデューサーに迎えコペンハーゲンとロサンゼルスにて制作された。この3年の間にコペンハーゲン・フィルハーモニック・オーケストラと共に映画「きっと、星のせいじゃない」のサウンドトラック手がけるなどの成果がレコードにも反映され、前作よりもサウンドスケープが広がっている。さらには同郷のミューを彷彿とさせるようなエレクトロサウンドも取り入れたことにより美しいヴォーカルとメランコリックなメロディーが一層に際立った作品だ誕生!
発売・販売元 提供資料(2016/05/02)
インディアンズ名義で活動を続け、〈デンマークのボン・イヴェール〉とも称されてきたシンガー・ソングライターが、本名を掲げて4ADより再出発。従来の生音志向なプロダクションは隅に置き、この新作ではエレクトロニカ仕掛けの幻想的なフォーク・ポップを展開している。メランコリックなメロディーと虚ろなヴォーカルも相まって、同郷のミューとレーベルの先輩であるコクトー・ツインズを合わせたような雰囲気だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.393(2016年7月25日発行号)掲載)