全英No.1シンガー・ソングライター、トム・オデール進化と深化を遂げた3年ぶり2ndアルバムトム・オデールは、2012年にデビュー前ながらブリット・アワードの「批評家賞」を受賞し、英著名ブランド「バーバリー」とも海外CM楽曲起用やコレクションでのライヴ披露などコラボレーションを実施、リリー・アレン主宰のレーベルから2013年にリリースされたデビュー作は全英アルバム・チャート1位に輝き、ここ日本でも同年フジロック・フェスティバルで初来日を果たし熱狂的に迎えられた。
約3年ぶりとなるニュー・アルバムについて、トム・オデールは以下のように語っている。「壮大でドラマティックな曲を作りたかったんだ。華やかなストリングスと印象的なメロディーに重点に置いた、思いきった楽曲をね。ニュー・アルバムは"自身の子供時代に囚われてしまった、ある男の物語"なんだ。彼は、自分が住むこの汚れた世界で無垢を探し求める。架空のストーリーだけど、そこにある感情や考えは自分が今まで感じていたものだよ。リアリティーを感じてもらえる物語にしたかったんだ。」 ―トム・オデール
力強くも優しくて切ないトム・オデールの歌声とピアノの美しいメロディーは健在ながら、バンド・サウンドをより強化して進化と深化を遂げた快心作『ロング・クラウド』は、今夏の話題作となる事必至だ。
発売・販売元 提供資料(2016/04/25)
才能豊かな新人シンガー・ソングライターがひしめく現在のUKシーンを見渡してみても、トム・オデールの成長ぶりは頭ひとつ抜きん出ている印象だ。優美なファルセットと胸を打つピアノはそのままに、ストリングスの導入やアンビエントR&B風のモダンなアプローチによって綺羅星のような輝きを手に入れ、今後の可能性をも見せつけたセカンド・アルバム。顔面アップのジャケからも、ポップスターとしての自覚が窺えよう。
bounce (C)越山遊歩
タワーレコード(vol.392(2016年6月25日発行号)掲載)