| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2016年05月17日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Australian Eloquence/DG |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 4821645 |
| SKU | 028948216451 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00
『ハイドン:オラトリオ「天地創造」』
【曲目】
ハイドン:オラトリオ『天地創造』(全曲)
【演奏】
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ),
リヒャルト・ホルム(テノール),
キム・ボルイ(バス),
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊,
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
イーゴル・マルケヴィッチ(指揮),
【録音】
1955年5月、ベルリン、イエス=キリスト教会

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🎵ハイドン:オラトリオ『天地創造』Hob.XXI-2
ガブリエル/エヴァ:イルムガルト・ゼーフリート
ウリエル:リヒャルト・ホルム
ラファエル/アダム:キム・ボルク
ベルリン聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,
指揮とチェンバロ:イーゴル・マルケヴィッチ
レチタティーヴォはモダンチェンバロとチェロの伴奏。歌の部分でのチェンバロの(通奏低音)参加はありません。
1955年5月のモノラルのセッション録音です。
マルケヴィッチの指揮は、キビキビとした 竹を割るような切れ味鋭いスタイル。そして曲(フレーズ)の最後に、アインガンクの代わりになるようになテンポの変化を加えて、ロマンチックな表情を作る対比が鮮やか。その他はオーケストラと合唱の能力を最大限発揮させた、ダイナミックな『天地創造』になっています。
描写音楽の箇所も、楽譜通りではあるものの、ダイナミックを大きく、テンポの緩急巧みな表情づけが見事です。
ソロの歌唱は スコア通りの端正な歌唱。
ゼーフリートは少し鼻にかかった甘い声。ビブラートが小さいので宗教音楽に合った歌唱です。
ホルムの表情豊かな軽い歌唱は 20世紀前半のロマンチックな風を感じさせるもの。
ボルクのふくよかで温かい低音による歌唱も魅力的。
合唱も、モノラル時代の録音としてはきわめて明快な、歌詞がしっかり聴きとれる 整えられた美しい歌唱です。
気になる点といえば、CDの1枚目から2枚目へと交換する箇所が 第2部の真ん中。音楽の構成を無視した、LP時の盤面割りをそのまま編集をしたことが残念です。
第2次大戦後、カラヤンの一時代前の巨匠の時代の香りの『天地創造』の素晴らしい記録です~➀原典主義のモダンオーケストラ→②モダン室内オーケストラによる古典派音楽の再考→③ピリオド楽器による時代考証の探求→④音楽ホールでの公演を行うための古楽とモダンのスタイル融合、の➀~④のもうひとつ前の時代です~。
『天地創造』を初めて聴く方は、上記➀~④の気になるスタイルの盤から聴くのがお薦めです。そのどれかを聴かれたあと ➀の前の時代が気になる方に真っ先にお薦めてきるのが このアルバムです。その時代の『天地創造』のアルバムとして オススメ度を『5』にしました。