ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

250匹の犬たちが、いま立ち上がる。

カンヌを打ちのめした衝撃作、ついに解禁!
心を揺さぶられる誰も観たことのない少女と犬の物語。

カンヌ国際映画祭にて"ある視点"部門グランプリとパルムドッグ賞をW受賞、センセーショナルを巻き起こした問題作の全貌が、ついに明らかになる。舞台となるのは、雑種犬の飼い主に重税を課す法律が施行されたある都市。捨て犬となったハーゲンは弱肉強食の世界に放り出されて次々と危険な目に遭い、ついには数百匹もの犬の群れを率いて、傲慢な人類への反乱を引き起こすのだった...
人間に捨てられ、理不尽なまでに虐げられた犬たちの反乱とそこにある友情を描き上げた本作は、緊迫感に満ちたパニック・スリラーとアーティスティックな社会派映画というふたつの側面を持つ。ハリウッドの動物コーディネーターを招聘し、クライマックスでは250匹の犬がブダペストの市街地を猛然と疾走するスペクタクル・シーンを映像化。CGに頼ることなく実現したその"本物の迫力"は、一度観たら脳裏に焼きついて離れない圧倒的なインパクトをみなぎらせている。

◆いまだかつてなかった"犬と少女"の衝撃作!
少年や少女と犬の交流を描いた映画作品は数あれど、これほどの問題作はいまだかつて無かったと断言できる衝撃作! 2014年のカンヌ国際映画祭で上映されるや、虐げられた犬たち数百匹が人間に襲い掛かるという内容に、ヒッチコックの『鳥』や、SF映画の金字塔『猿の惑星』を引き合いに出した絶賛評が続出、"ある視点"部門グランプリとパルムドッグをW受賞の快挙に湧いた。

◆250匹の犬が都市を疾走! スペクタクルを産み出す斬新な映像世界!!
ハリウッドからアニマル・トレーナーを招聘し、クライマックスでは250匹の犬がブタペストの市街地を猛然と疾走するスペクタクル・シーンを映像化。CGに頼ることなく実現したその"本物の迫力"は、一度観たら脳裏に焼き付いて離れない圧倒的なインパクト! また、2匹の兄弟犬が表情豊かに演じた、愛くるしい飼い犬が弱肉強食の世界に放り出され、ついには荒々しく牙をむいて"獣"と化して豹変していくさまは、演技とは思えない強烈さで観る者を驚愕させる。

◆寓意に満ち溢れた現代社会への警鐘
雑種犬を取り締まる架空の法律を取り入れたストーリー設定は、ヨーロッパ他世界中に蔓延る不寛容や抑圧への寓意をはらみ、現代社会への警鐘と弱者に対する作り手のシンパシーがこめられ、表面的な映像のインパクトだけではない、深いテーマを内包している。