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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2016年03月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 音楽之友社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784276143852 |
| ページ数 | 128 |
| 判型 | A4 |
構成数 : 1枚
目次 : 【曲目】
1 バイエル ピアノ教則本 Op.101 【ピアノ】
※初版
監修者の言葉 『バイエル』を初版で弾く楽しみ
序
第1部 作曲家バイエルと『バイエル ピアノ教則本』
バイエルQ&A
第2部 『バイエル ピアノ教則本』初版
第3部 『バイエル』の多彩な原典
…1 どれが初版なのか?
…2 自筆譜発見
…3 『バイエル』は驚異のベストセラーだった
…4 初版のテキストクリティーク
…5 初版から読み解く『バイエル』の音楽
…6 日本で使用されてきた『バイエル』の歴史
あとがき
ピアノ楽譜の中で日本で最も有名なのは、間違いなく『バイエル ピアノ教則本』です。しかしこの楽譜のオリジナルの姿は、全く知られていません。初心者用ピアノ教本の中で最多の売上と影響力を誇り、出版各社から数多くの同工異曲版が発行されているにもかかわらず、実はそれらはオリジナルの姿と異なり、イラストや併用曲が加えられ、楽典が書き換えられ、肝心の楽譜も「初版」ではない資料にもとづいて作られて、スラーやアーティキュレーションが変更されています。
本書は1850年に発行された『バイエル』の<初版>を日本で初めて明らかにするものです。それとともに取材過程で発見された自筆譜をはじめとする様々な情報──初版の発行部数や海外版の発行年、さらには自筆譜との差異を紹介し、日本のピアノ教育界が最も強く深く影響を受けてきた『バイエル』の本来の姿を探ります。
『バイエル』は本国で刊行後ベストセラーとなり、すぐさま各国語に翻訳されて国際的に広まりました。こうしたグローバルな流れの中で日本にもたらされたのです。ですからオリジナルの姿を知ることは、私達の先祖がどのように西洋音楽を受け入れたかを考える重要な手がかりとなるはずです。

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