『Sylva』で2016年に2度目のグラミー賞を受賞したテキサス出身の2年ぶりのスナーキー・パピーのバンドのみの名義での新作が登場!タイトル『Cucha Vulcha』が意味するのは、私達、西洋の文明社会はみんなどのようにポップ・カルチャーの奴隷となったか?物事を買い、実施し、獲得するという行為を通して、より多くのメッセージを受け取り消費しながらポップ・カルチャーに支配されるようになった様を表している。そういったことを繰り返すことで多くのメッセージを消費して、満足感や自信を感じることができ、それなしに自分自身のみでは自信や自分を受け入れることすらできなくなっているという。これまでのスナーキー・パピーとは異なる新たな展開の始まりと言える深い作品。R&B, Funk, Soul, Jazz, Bossa Nova, electric Blues などに加えてロックの要素も濃く、ギターは鳴き、キーボードも泣くのだが、その後ろではパーカッションとベースラインが前に前に進めてくれる。一言で言うと酔える作品!!!スナーキー・パピーの『ホワイト・アルバム』ともいえる1枚!
発売・販売元 提供資料(2016/03/17)
2年ぶりとなる本体名義でのインスト作は、メンバーのサイドプロジェクトを含めると2016年5作目。イマジネーションが息つく間も無く発表される本作には『ポップ・カルチャーの奴隷』という示唆的なタイトルが。その背景には「物事を買い、実施し、獲得し、そのメッセージを消費することで見失う自己の不安」への批判が込められている。現代版『コヤニスカッツィ』ともいえる本作でとりわけ印象的なのが、米国&アルゼンチン&日本という多国籍チームからなるパーカッション。ワールド・ミュージックのうねりを吸収するメリハリの効いたグルーヴが、首領・マイケル・リーグの深みの増す知性を肉体化する。
intoxicate (C)田澤雅之
タワーレコード(vol.122(2016年6月10日発行号)掲載)