スロウダイヴのレイチェル・ゴスウェル、エディターズのジャスティン・ロッキー、モグワイのスチュアート・ブレイスウェイト、そしてジャスティンの兄弟でフィルム・メイカーのジェイムス・ロッキー(Hand Held Cine Club)で結成されたバンド、その名もマイナー・ビクトリーズが、6/3にセルフ・タイトル・アルバムをリリースする。
昨年夏にその存在が明らかになって以来、ティーザー映像やインタビュー発言を通して、アルバムの制作を匂わしてきた彼らが、ついに待望のデビュー・アルバムを完成させた。最終的にはエディターズのジャスティン・ロッキーが指揮をとったのは事実だが、この結成が実現した裏には、もともと存在した軽い面識、相互関係、そして予期せぬ偶然などがあった。自由さ、速効性、そして数々の素晴らしいアイディアを武器にしながら、ほぼ4人全員が集結することなしに制作やレコーディングが実施された。それは、いかに個々の優れた人材で結成されたグループというのは、常識にとらわれることなく成り立つということを証明している。USとUKの様々な場所から集められた彼らの音楽テイストは、これまでそれぞれのメンバーが各自の活動で持ち合わせていたビジョンを打ち破って、新たなサウンドへと足を踏み入れている。そう、それがマイナー・ビクトリーズが放つ世界観なのだ。アルバムには、間もなく来日公演を控えるUSインディー・ロック界の重鎮、サン・キル・ムーンことマーク・コズレックとレイチェルによるデュエットや、スコットランドのシューゲイザー/ドリーム・ポップバンド、トワイライト・サッドのシンガー、ジェームズ・グラハムとのコラボレーションなどが含まれる。最強選りすぐりメンバーによって結成されたスーパー・バンドがおさめるのは、"マイナー・ビクトリーズ(小さなの勝利)"どころか大勝である予感さえする。今後の活動が楽しみだ。
発売・販売元 提供資料(2016/03/14)
モグワイ、エディターズ、スロウダイヴ……バンド名を聞くだけで胸がときめくあなたへ最高のバンドを!!! 豪華メンバーが集結した最強のバンド、マイナー・ビクトリーズがついにデビュー!!!! 2015年の夏以来、アルバムが出るか出るか……と期待していた中、ついにセルフタイトルのアルバムを発表!! 各々のファンはもちろん必聴ですが、これを機にそれぞれのバンドの良さを再発見出来るかもしれません。サン・キル・ムーンことマーク・コゼレックとレイチェルのデュエットやトワイライト・サッドのシンガー、ジェームズ・グラハムとのコラボもとても素晴らしく、ぜひ聴いて欲しい作品です!!
intoxicate (C)金丸沙央里
タワーレコード(vol.122(2016年6月10日発行号)掲載)