デンマーク史上最も成功したロック・トリオ、ディジー・ミズ・リジー。哀愁のメロディーと変拍子を多用する捻りの効いたアレンジに加え、弱冠20歳(当時)の3人編成とは思えぬ抜群のテクニックも評判となり、90年代半ばに大ブレイクを果たしながらわずか2枚のオリジナル・アルバムで解散してしまったデンマークの伝説的なバンドだ。そんな彼らが、2015年1月に突如として再結成を表明し、実に19年振りとなる新曲を2曲発表、ともにデンマークのiTunesシングル・チャートで初登場1位という劇的なカムバックを飾った。また、2015年10月に開催された「ラウドパーク15」では日本のフェス初参戦を果たし、ブランクをまったく感じさせない鉄壁のライヴ・パフォーマンスで待ちわびた多くのファンから大喝采を浴びたのも記憶に新しいところだ。その「ラウドパーク15」のステージ上で公にされたバンドにとって20年振りとなる新作が、この『フォワード・イン・リヴァース(Forward In Reverse)』("逆戻りにおける前進"の意)。既に公開されたシングル2曲からも衰えを知らないバンドの健在ぶりは明らかであり、20年前の興奮を待つ往年のファンだけでなく、新たなロック・ファンにも必聴。
発売・販売元 提供資料(2016/03/14)
20年ぶりの新作はとことんメロディアスでハード・ロッキン、おまけに卓越した3人のプレイヤーによるアンサンブルの妙味も十二分に楽しめる──デンマークの音楽史に残る大ヒットを飛ばした彼らが、往時と何ら変わらない姿で戻ってきてくれたことに感激。オーセンティックなロックの良い部分がギュッと詰まった一枚。ビートルズ(特にポール・マッカートニー)、レッド・ツェッペリン、ニルヴァーナが好きならぜひ!
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.390(2016年4月25日発行号)掲載)