タイラー・ザ・クリエイターやジ・インターネットなど、才能の宝庫であるLAの集団オッド・フューチャーから新たにドモ・ジェネシスが登場!アンダーソン・パークが参加した先行曲(9)"Dapper"をはじめメロウ感が最高で、冒頭(1)(2)(3)(4)やマック・ミラーとの(7)などは往年のサンプリング・ヒップホップ好きにも刺さりそう。豪華なマイク・リレー(6)もヤバい!
タワーレコード(2016/03/22)
Odd Futureから産まれた新サウンド!?タイラー・ザ・クリエイター率いるヒップホップ集団OddFutureから、ドモ・ジェネシスがソロ・デビュー。2010年からミックステープを発表。アルバムとしてはMellowHypeと共作した『MellowHigh』(2013年)に参加していたが、ついに今作でソロ・デビューとなる。「これまでOdd Futureがリリースしたアルバムの中では、最もコマーシャルなアルバム!」という何ともOdd Futureらしい前評判からも、とにかく期待大だ。この期待作の幕を開けたのが公開されたばかりのリード曲の「Dapper ft. Aderson .Paak」。フィーチャリングのアンダーソン・パークは、ドクター・ドレーの引退作と言われている『Compton』で大々的にフューチャーされ、2015年1月にリリースされたばかりのアルバム『Malibu』で絶賛を集める注目のラッパー、ソウル/R&Bシンガー。浮遊するネオ・ソウルをベースに、ファンク/ジャズ/ディスコを自在に行き来するようなダンサブルなグルーヴが最高に心地良い一曲に仕上がっている。アルバムに参加している他のフィーチャリング・アーティストには、ウィズ・カリファ、ジューシー・J、タイラー・ザ・クリエイター、マック・ミラー、テイ・ウォーカー(初期ジ・インターネットのキーボード)、JMSN(ケンドリック・ラマー、アブ・ソウル、タイガ等に客演)等、ビッグ・ネームから注目株まで名を連ねる。物議を醸すヒップホップから、時代の最先端サウンドまで、常に予想の上を行くクリエイティヴィティを繰り出すOdd Futureから、またまた隠れた逸材が登場。未だミステリアスな存在でありながら、先行シングルの洗練されたグルーヴからはジ・インターネットやフランク・オーシャン路線を期待せずにはいられず、アルバムへの期待は高まる!
発売・販売元 提供資料(2016/03/14)
メロウ・ハイとしての活動でも知られるオッド・フューチャーの中核メンバー、ドモ・ジェネシスのソロ・デビュー作。注目を集めているLAのシンガー、アンダーソン・パークをフィーチャーしたソウルフルでディスコティークなサウンドの先行曲"Dapper"も話題となったが(MVも素晴らしい!)、アルバムも全体的に同曲のソウルフルな路線を踏襲しつつ、いかにもLA産っぽいユルめな雰囲気とメロウなムードを漂わせた内容に仕上がっており、レイドバックした1曲目"Ankward Groove"から実に心地良い。元インターネットのテイ・ウォーカーが参加した"Wanderer"やJMSNを迎えての"My Own"といったシンガー勢とコラボした楽曲群は軒並み絶品だし、"Coming Back"に客演したマック・ミラーも歌うようなラップを聴かせてくれている。ウィズ・カリファ、ジューシーJ、タイラー・ザ・クリエイターと豪華にマイクをリレーする"Go(Gas)"なんて曲もあり。
bounce (C)Masso187um
タワーレコード(vol.390(2016年4月25日発行号)掲載)