超幻音源を作品化したビル・エヴァンス『Some Other Time』
オリジナルLPは2016年にリリースされて即完売!日本市場だけでも20,000枚のCDセールスを記録する作品 リマスタリングされてLP再登場!
超幻の発掘音源として、世の中に歓喜の渦を巻き起こした、ビル・エヴァンスのモントルー・トリオによる唯一のスタジオ録音作品『Some Other Time』のLP再発!!!
ビル・エヴァンス、エディ・ゴメス、ジャック・ディジョネットによるトリオは、本録音が発見されるまで、『モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのビル・エヴァンス』が唯一の作品とされてきたため、本作品は正に歴史を塗り変えた一作。しかもスタジオ録音ということで、世の中を騒然とさせたものでした。
もちろん、記録的な大ヒットを飛ばし、CDは現在、日本国内だけでも20,000枚を超える売上を記録。ロングセラーを続けています。しかし、限定盤として発売されたLPは2016年4月に発売され、あっという間に売り切れとなりました。
これを受けて、Resonance Recordsが、ファンの期待にこたえて、再発するのが、このLPになります。
ジャケットはオリジナル盤のカラーを少し変更し、音もリマスター。1977年にCohearent Soundを立ち上げて以来、半世紀に渡って、数々の名盤を手がけてきたケヴィン・グレイが担当しています。(ザ・グレイトフル・デッド、ビリー・ジョエル、ザ・フーなどのアーティストの作品を含む100以上のトップ10アルバムもマスタリング!数々のブルーノート作品もリマスター。)
オリジナルを買い逃してしまったというファンの方には、同じ仕様を好むところもあるかもしれませんが、この貴重な音源が新たなマスタリングで発売されるということは、最高の興味をそそるところとなります。全世界6,000枚限定での発売です。
発売・販売元 提供資料(2020/03/06)
ジャック・ディジョネットの短期在籍中の貴重な正式なスタジオ録音という、ビル・エヴァンスのディスコグラフィ史を書き換える作品。多くの未発表音源がライヴ音源、正式録音のアウトテイクだが、本作は高音質な録音とジャズを熟知したハイレベルなプロデュースで知られ、多くの優れて先鋭的なアルバムを制作した独MPSレーベルの創始者にして自らも大のジャズ・ファンのシュワラーの肝いりで、名盤『アット・モントルー』の数日後に自らのスタジオで録音された。ソロ、デュオ、トリオによるCD2枚分の演奏は、興奮気味のライヴに比べ落ち着いた感情表現が印象的だ。全ジャズ・ファン必聴。
intoxicate (C)瀧口秀之
タワーレコード(vol.121(2016年4月10日発行号)掲載)