注目!!!!!!!1959年のソニー・ロリンズのヨーロッパ・ツアーの軌跡を追う3枚組!!実に50年代のロリンズといえば、クリフォード・ブラウンとの共演あり、『テナー・マッドネス』でのコルトレーンとの共演あり、『サキソフォン・コロッサス』や『ウェイ・アウト・ウエスト』といった超重要名盤を生み出した時期。またトリオでのヴィレッジ・ヴァンガードでのライブも、Blue Noteでリリースされて、言わずもがなの存在感を誇ったと言えましょう。しかし、この59年のヨーロッパ・ツアー後、ロリンズは、突然、シーンから姿をくらますのです。当時、あのクインシー・ジョーンズにも「もっとも重要なテナー奏者」と言わせしめ、順風満帆と見えながら・・・まさかの雲隠れ(復活までは2年の時があり、復活した時には、2年の引退劇と語られた。)
本アーカイブは、その59年3月のライブの数々。(ヘンリー・グライムスのベースに、ドラムには、ピート・ラロカ、ジョー・ハリス、ケニー・クラークとそれぞれ、サックス・トリオ編成のライブ。)つまり「2年の空白に入る前のロリンズの姿を追うアーカイブ」なのです。これらの音源は、スウェーデン録音はあのDRAGONで発売されてもいるものの、他の国の音源は、超私家版のようなレーベルから一部出回っているのみ。特に、フランクフルトの音源は、非常にレアなもの。また単体での音源のリリースも貴重なら、こうした当時全体を振り返る編集でのリリースも、非常に貴重なもの。一度はスターとして上りつめながら、空白期には、イースト・リバーにかかるウイリアムズ・バーグの橋のもとで、サックスを練習していたなどというロリンズの人生模様も滲むヨーロッパでの演奏の数々。それは、また、ジャズの貴重な歴史です。
発売・販売元 提供資料(2016/02/19)