グラマラスなロックンロールを21世紀に復活させるThe Strutsのデビュー・アルバムがInterscopeより新装リリース!2014年リリース盤からは約半分を新曲にリニューアル、ジャケットも一新!
発売・販売元 提供資料(2016/02/10)
ローリング・ストーンズのスタジアム公演や、モトリー・クルーの最終ツアーなどで前座に抜擢されたことでも注目を集める4人組のメジャー・デビュー作。英国育ち/LA在住というのも頷ける、グラマラス&キャッチーで、なおかつ過度にウェットではなく、メタルっぽくもないロックンロールを聴かせてくれる。世代的にはオアシスやリバティーンズの影響下にあるようだが、きちんとルーツ探究ができているようで、それこそストーンズからスレイドに至るまでの伝説的なバンドの幻影が随所でちらつく。しかしそこで古臭いリヴァイヴァルに陥ってしまうのではなく、色鮮やかで若々しい躍動感に溢れた仕上がりになっているのは、エアロスミスらを手掛けてきたマーティ・フレデリクセンの手腕によるところが大きいのかもしれない。何はともあれ、フックに富んだ楽曲がとにかく魅力的だし、なかなかキャラの濃い歌いっぷりも良い。1日も早くライヴを観てみたいという気にさせる、要注目の逸材だ。
bounce (C)増田勇一
タワーレコード(vol.390(2016年4月25日発行号)掲載)