グラミー受賞アーティスト、スナーキー・パピーのオリジナル・メンバーであるピアニスト、ビル・ローレンスのビル・ローレンスの3枚目のアルバム。2014年に自身名義の初作品『FLINT』をリリース、iTunes Jazz ChartsでNo.1に輝き、国際的にも大絶賛された。昨年の春には第2作目『SWIFT』をリリース、本作は1年ぶりのニュー・アルバム。
本作はスナーキー・パピーのバンドメイトであるMichael Leagueとis Robert Sput Searight+ニューオリンズの伝説のパーカッショニストWeedie Braihmaのカルテットで繰り広げられるダンス・ミュージックとアフリカン・パーカッションの見事な融合。ディープで新しいワールド・グルーヴを展開。ジャンルを超えた超カッコいい、最先端のクラブ・ミュージック。
発売・販売元 提供資料(2016/01/28)
ショーン・マーティンやコリー・ヘンリーなど複数の優れた鍵盤奏者を擁するスナーキー・パピー、それぞれがまったく違った属性のプレイヤーであるだけに課外活動での音楽性の違いを聴き比べることは彼らの音楽性を読み解くうえでとても興味深い。そのスナーキーにおいて、よりフューチャリスティックでエレガントなテイストの音色を司っているのがこのビル・ローレンスであるが、彼のソロも3作目。その証左の様にタッチは流麗かつ洗練され、前作までのポストロックやエレクトロニカを通過したようなサウンドに抜けの良いポジティヴな響きを与え、よりフロア・ライクなグルーヴを獲得している。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.121(2016年4月10日発行号)掲載)