!K7 RECORDSによるDJミックス人気シリーズ"DJ-KICKS"に、ムーディーマンが登場!一切の縛りを排したオフィシャル・ミックスCDはキャリア初。不機嫌な男、ケニー・ディクソン・Jrがハンドルを握る、執拗なまでのブラック・ソウルを注ぎ込んだ真夜中のゲットー・ドライヴ・ミュージック。 (C)RS
JMD(2016/02/27)
ニーナ・クラヴィッツ、アクトレス、DJコーツェ、セス・トロクスラーと続き、絶好調のDJミックス・シリーズ〈DJ-KICKS〉。「遂に!」というべきか、「まさか!?」というべきか、この男の手までバトンが回ってきた。そう、本当に黒いハウス・ミュージックとは何か?を世界に知らしめる鬼才、不機嫌な男ことムーディーマン!!
過去に、自身の音源をミックスした『Moodymann Collection』というミックスCDをリリースしていたものの、ジャンルやレーベル等一切の縛りなく自由に選曲したオフィシャル・ミックスCDはこの『DJ-KICKS』がキャリア初。
全30曲75分に渡るこのミックスでは、馬鹿らしい値がつくレア盤やハード・トゥ・ファインドな音源に中指を立て、あくまで楽曲のクオリティにこだわりぬいた美学を披露。実際のDJプレイと同じく、様々なジャンルをスムースに繋ぐ極上のテクニックを寄り代に、心痛のソウル・ミュージックからゴージャスなヒップホップ、暗闇を駆けるニュー・ウェイヴ、胸に染みるスウィートなディープ・ハウスなどを次から次へと投下し、死ぬほど淫らで狂おしいほどブルージーなムードを創出。まさに唯一無二のスタイル。こんなの、ケニーだけにしか生み出せない!!
そして、<DJ-KICKS>シリーズの伝統である、担当DJによるエクスクルーシヴ音源として、ムーディーマンが11曲もの楽曲をエディット。
触れるもの全てをソウルフルに変えるブラック・ミュージック界のミダス王であるムーディーマンによるダンス・ミュージックの奇跡をお聴き逃しなく。
発売・販売元 提供資料(2016/02/03)
デトロイト・シーンのカリスマによる初のオフィシャル・ミックス! むせ返るような熱気と適度な湿気を帯びたソウルフルな空間構築で、ジリジリとアゲていく流れはまさにムーディーマン印。彼のエディット曲も多数あって良い塩梅に薫製されており、このミックス全体をスモーキーに演出しています。個人的にはナイトメアズ・オン・ワックス"Les Nuits"にアツくなりました。限りなく濃密な時間にドップリと浸かってください。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.388(2016年2月25日発行号)掲載)