フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年04月27日 |
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規格品番 |
SICJ-154 |
レーベル |
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SKU |
4547366259049 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:55:39
たまたま80年代の名盤を物色していて、出合ったのが本作だ。こうした偶然の喜びがあるから、レコード収集は止められない。ライブ演奏で得られない、密かな愉悦と言って良い。アンディがポリス、ソフトマシーンに在籍したことは正直、忘れていたが、参加ミュージシャンが、イエロージャケットなどフュージョン系グループのアーティストに入っていることで、触手が動いた。早速聴いてみたが、期待に違わず素晴らしいインスト・アルバムであった。彼のギターワークは世評で言われる通り、技を極めたものであろう。過度の装飾を避け、出来得る限り余計なメロディを削ぎ落とした、究極のギター・アンサンブル作品であることは、一聴して容易に想像出来る。クルマで何度も聴いているうちに、彼の目指したサウンドはもしかしたら、最上にして最高峰の環境音楽だったのではないかと思った。何故なら、コンビを組んだキーボードのディヴィッド・ヘンツェルとの創造性豊かな、且つ美しいアンサンブルは、本当に見事であるからだ。抒情性と物語性を織り込んだ曲構成は、私にはピンクフロイドとキングクリムゾンの音楽世界を想起させた。無論、両者よりもっとポップな部分を目指して、アンディは取り組んだに違いない。でも抑制されたソロパートの中で、彼はどれだけ自身の感情を表現すべきか、そんな作業に腐心したことであろう。そして、その困難な目論見はほぼ達成されたと言っていい。まるで映画音楽を聴いているようなドラマティックな心地になる。現代人の心の不毛を描くマイナー調なサウンドは確かに、暗くどこまでも切ない。だが、ギターワークだけでなく、アルバム全体が目指す崇高なコンセプトを、リスナーが虚心に受け止めてくれるならば、その楽曲に込められた真摯な姿勢とクオリティは、誰もが感動を以って受け入れるであろうから、本作は永遠に聴き継がれていくはずだ。
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