英国ロックの金字塔トラヴィス、3年振りのニュー・アルバム!
英国を代表するロック・バンド、トラヴィスが通算8作目となるアルバム『エヴリシング・アット・ワンス』をバンド自らが運営するレーベル[Red Telephone Box]からリリース!本作は全英3位を獲得し大ヒットを記録した前作でも手腕を発揮したマイケル・イルバート(テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー)をプロデューサーに迎え、ベルリンの伝説的スタジオであるハンサ・スタジオ(デヴィッド・ボウイ『ロウ』、『ヒーローズ』他)にて制作された。今作でもトラヴィスのトレード・マークである暖かなヴォーカルと美しいメロディーは健在。そして彼らが前7作品で培った経験と自信を惜しげもなく注ぎ込んでいる。また今作には2人の若手女性シンガーがゲスト参加しアルバムに華を添えている。アコースティックな美メロが響くハート・ウォーミングな「3 Miles High」にはバック・ヴォーカルとしてノルウェーのシンガー、オーロラが参加。「Idlewild」には英シンガー・ソングライターのジョゼフィーン・オニヤーマをフィーチャーしフランとの素敵なデュエットを披露している。
今作には3分以内の曲が多数収録されている件に関して、フロントマンのフラン・ヒーリィはこのように語る。「歓迎に対して長居するべきではないんだ。曲を制作する時に倹約的になることを学んだんだよ。自分達が言いたい事は全て伝えられるはず。只、4分間は必要無いってだけなんだ。」
発売・販売元 提供資料(2016/01/18)
Clash (Magazine) - "'Radio Song' struts through its early lines towards elongated final words which preface a soaring transition to the chorus, shuddering drums and a knowingly jagged guitar riff delivering on the song's title."
Rovi
デビュー20周年目を迎えたトラヴィスからニュー・アルバムが到着! コンパクトかつダイナミックで、温かみに溢れ、そしてとにかく美しい──つまり彼ららしさを〈これでもか!〉と堪能できる出来映えだ。サイケ突入前夜のビートルズを模したような"Magnificent Time"も、スケールの大きいバラードも、エモいストリングス使いも、どれも最高! 圧倒的な風格を漂わせながら、次の20年もこのまま突っ走ってください。
bounce (C)柴田かずえ
タワーレコード(vol.390(2016年4月25日発行号)掲載)
初めてCDをプレーヤーにセットした時にトータル33分と表記され、一瞬何かの間違いかと思ったがプレーヤーは正しかった。彼らにしては、1曲の尺があまりに短すぎる。これは、フロントマンにして、グラスゴーの仙人感すら出てきたフラン・ヒーリーが意図したことであって、1曲に4分は必要ないらしい。個人的には賛成である。決して長い曲が悪いわけではないが、アルバム1枚単位で考えれば非常に締まった感があり、終わった後にまた再生をしたくなる。ザ・ヴァセリンズの新作もラモーンズを意識して作られたがグラスゴー界隈では曲の時短傾向にあるのか。グラスゴーにハズレなし。
intoxicate (C)大石昌稔
タワーレコード(vol.121(2016年4月10日発行号)掲載)
良曲をひっそりと届ける職人気質なバンドだと思う。デビューから20年以上。この作品もまさにそう。瑞々しいメロディが溢れてます。デビュー時は美メロ耽美系と括られて、コールドプレイらと比較されることが多かったが、個人的にはネオアコに近いと思う。ネオアコに壮大さと美しさを加えた感じ。グラスゴー・バンド、やはり好きだ。