カナダはモントリオールを拠点に活動するマリー・デヴィッドソンとピエール・ゲリニューの二人からなる、夫婦エレクトロニック・デュオのエイセ・パ。マリー・デヴィッドソンはソロ・アーティストとして既に2枚のスタジオ・アルバムをリリースし、ここ日本でもインディー女子の間で高い人気を誇っており、ピエール・ゲリニューはカナダ人アーティストのダーティー・ビーチズ、フェミニエリのプロダクションを手掛け、マリーのシングル曲のミュージック・ビデオ監督を務めるなど多岐にわたって活躍している。そんな二人が遂にアルバムをリリース!
実は6年前の2010年から活動をしているエイセ・パ。これまでリリースした音源はデビューEPの『Nuit De Moce』と超限定シングルのみ。大きなリリースは無いものの、ライヴ等で世界中を回り着々とファンを増やしてきたという。ある日、そんなツアーから帰宅すると地元が急速なジェントリフィケーションの末、自宅とスタジオの両方からの転出を余儀なくされ、真冬のモントリオールに放り出されたという。だが幸運なことに、「Le Filles Electriques」といったアートスペースの営業していない時間にビルの一室を仮に使用できることとなり、後にピエールのスタジオ、マリーの住居となった。
不幸中の幸いにもその環境が今作『ドゥマン・エスト・アン・ノートル・ニュイ(Demain Est Une Autre Nuit)』(日本語にすると「明日はもうひとつの夜」)を作らせたのだ。誰もいない広いビルで好きな時にテクノ、アシッド・ハウス、ディスコなどを聴きクリアでオープンな制作環境が今作に大きく反映されている。自由でギザギザしたエレクトロ・パーカッションとシンセの音にピエールの重々しい問いかけるようなヴォーカル、マリーの官能的なリズムがへヴィーながらも踊れるインダストリアルでポップなアルバムが完成した。
発売・販売元 提供資料(2016/02/01)