『逃亡者』
1930年代のメキシコ。新政府によって禁酒法が敷かれ、カトリックを追放する政策がとられていた。そんな中、一人の司祭が国外脱出を試みるが、一人の少年との出会いが、彼の運命を大きく狂わせていく。

『アパッチ砦』
南北戦争の失策によって、将軍から中佐に階級を下げられたサースデイは、アパッチ族と紛争がたえないアパッチ砦に左遷させられてしまう。現場には状況を熟知しているヨーク大尉、コリングウッド大尉がいた。サースデイは自らの過去の失敗を払しょくしようと、兵士たちに厳しい訓練を課し、厳しく風紀を取り締まろうとし、ヨーク大尉とコリングウッド大尉と対立していた。そんな時、軍事物資輸送の駅馬車がアパッチ族に襲撃される。サースデイ大佐はヨーク大尉の反対を押し切って兵を進めるのだが・・・。

『黄色いリボン』
数々の武勲を残し、隊員から敬愛される砦の老大尉ネイサンは退役を数日後にひかえ、東部へ向かう隊長の妻と姪を護衛する任務につく。亡き妻と息子の墓に別れを告げ、彼らは東部へと馬を向けるか、シャイアン族が立ちはだかる。やむなく砦へと引き返し、ネイサンの退役を迎える。しかし、彼の退役に贈られた時計が、まだ彼に残された任期を教える。ネイサンは退役までの残り四時間でシャイアン族討伐にすべてを賭けるのだった。

『幌馬車』
新天地を求めユタへと旅立つモルモン教徒たちを乗せた幌馬車隊を先導するトレヴィスとサンディ。厳しい大自然を乗り越え、道なき道を西へ西へと旅を続ける。道中、巡業の旅芸人の一団と合流し、踊り子とトレヴィスの間にほのかな恋の予感が漂う。しかし、指名手配中の強盗一家と遭遇したことで、彼らの旅は最大の危機に直面する。