フライング・ロータス、ケンドリック・ラマー、カマシ・ワシントンと近年のLAアーティストの活躍を支える最重要人物にして、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーも虜にする現代最高峰のベーシスト、サンダーキャットことスティーヴン・ブルーナーのソロ2作目。その超人的ベース・プレイは勿論、初期スティービー・ワンダーを彷彿とさせる蒼い美声を全面に打ち出したメロウでコズミックな新世代フュージョンの決定盤。坂本龍一「El Mar Mediterrani」を引用した「A Message for Austin / Praise the Lord / Enter the Void」は本作に収録。
発売・販売元 提供資料(2015/12/24)
伝統的なジャズをバックボーンにしたスイサイダル・テンデンシーズの現行メンバーであり、スヌープやレッチリともプレイしてきたベース・ヒーローがふたたびフライング・ロータスと組んでの新作。〈音の宇宙〉を敬愛する2人の嗜好がメロウなフュージョン・ソウルに結実しており、心から自由に音楽を楽しんでいる様子は全編から窺える。コズミックに脈打つ"Tenfold"、黄金期のブロークン・ビーツを思わせる"Special Stage"、超絶ベースが上下にうねり躍動するアーバンなシンセ・ファンク"Oh Sheit It's X"、そして終曲では坂本龍一をネタ使いしてオースティン・ペラルタを追悼する場面も。また、改めて感心させられる美声で本人も歌いまくっており、ヴォーカリストとしての進化も目覚ましいですわ。
bounce (C)佐藤大作
タワーレコード(vol.356(2013年6月25日発行号)掲載)
高校生の時にスーサイダル・テンデンシーズに加入。16 歳の時にはスタンリー・クラークの日本ツアーに参加、というとびぬけて異彩な経歴をもつ異才がフライング・ロータス主宰レーベルから2ndをリリース。Pファンク~ロックと西海岸のビートミュージックのS F 的混交トラックに、本人によるベース&ヴォーカルが乗ることで、今までにない感触のサウンドが姿をあらわした。そのうちマジでプリンスからお呼びがかかりそうな気がするし、もしマイルスが生きてたら……なんて妄想も。
intoxicate (C)編集部
タワーレコード(vol.104(2013年6月20日発行号)掲載)