テクノ界の神童として現れ、20年以上のキャリアを誇る重鎮Surgeonのアルバム!モジュラー・シンセから遥か彼方の銀河へ思いを馳せた超絶のテクノ・ギャラクシー!
Jeff Millsのフックを受け、テクノのミニマリズムをより肉体的に体現したハードな作風で90年代に一世風靡、その後もRegisとのBritish Murder Boysでもヒットを飛ばし、誰もが一度はフロアで体感するであろうテクノの権化とも言えるSurgeonが4年ぶりとなるアルバムを発表。 本名名義同様にハードウェアを用いた新たな環境で制作された本作は前作のテーマ『変容』から『伝達』へと移行、自身がリサーチしていた遥か彼方の銀河にインスピレーションを受け、モジュラー・シンセを駆使した新境地を披露。激しく割れるピュアな電子音とリズムの土台となる重厚なベースがゆったりと空間を歪ませながら異次元を誘発、 生き物のように蠢く有機的な物体も感じさせる、エレクトロニクスとテクノが完全に一体化したコズミックなテクノイズ作品。
発売・販売元 提供資料(2016/01/06)
Pitchfork (Website) - "The more time you spend with the album, the more it begins to feel like a universe of pure texture."
Rovi
己の道を突き進むテクノ界の鬼才、アンソニー・チャイルドによる、サージオン名義では5年ぶりのアルバム。アンビエントやエクスペリメンタルな方向性に向かっていた彼が、ついにノイズの領域へ。それでいてテクノ的なカッコ良さをキープしている点にも痺れます。これはノイズをミニマル加工して宇宙と交信する音楽とも形容できるでしょう。未来的なようで原始的な感じもして……凄い場所に足を踏み入れているなと思います。
bounce (C)池田謙司
タワーレコード(vol.388(2016年2月25日発行号)掲載)