| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2015年12月26日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Grand Slam |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | GS2142 |
| SKU | 4909346307971 |
構成数 : 1枚
録音 : モノラル (Live)
【曲目】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」
【演奏】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団、エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、
ハンス・ホップ(テノール)、オットー・エーデルマン(バス)
【録音】
ライヴ録音:1951年7月29日、フェストシュピールハウス、バイロイト
使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

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フルトヴェングラーは、妹が哲学者と結婚していて、父親は考古学者だった。日本では、かつて”フルヴェン“と呼ばれ、別格化されていた。私は、理屈っぽい雑談が苦手なので、蘊蓄を傾けるのが好きな集まりは何となく避ける傾向がある。それ故、この別格化がどういうものかは触らずに来た。御本人については、第一次資料で知りたいのである。
今様は、時代の反映か、スマ―トな仕上げの演奏が少なくない。私も、気忙しい生活を相変わらず送っているからか、テンポが早めの演奏や、磨き抜かれた楽音が心地よい場合が多い。
しかし、心身に浸透していく演奏となると、僥倖としか言いようがない頻度で、耳をひらく演奏と愛聴する演奏は違う。
フルトヴェングラーは、『Beethovens Neunte Sinfonie』を読み、著者である音楽学者シェンカ―に深く共鳴し、自分が指揮する古典作品をできる限り、シェンカ―と共に研究した、とあった。
“良心の重大な責務として、いかなる誤りにも立ち向かいたい。誤った道が残されている限り、真実の描写だけではまだとうてい人々の役に立たず、充分でないのだろう。”
“我々は、精神的盗賊騎士❲Raubritter❳に溢れた厳しい時代に生きている。”
(ハインリッヒ・シェンカ―著『ベ―ト―ヴェンの第9交響曲[分析・演奏・文献]』より)
序文以外は私には難読だったのが遺憾である。
本盤をブリュッセル帯同時に専門店Marksoundで購入してから約18年後の出来事だった。
ハインリッヒ・シェンカ―Heinrich Schenkerの祥月命日(1935年1月13日)に。